新潟に3D防音壁
2025-07-31 11:38:07

日揮グループが建設用3Dプリンタを駆使した防音壁を新潟に設置

日揮グループの革新技術



日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長 CEO 佐藤雅之)は、同社の海外EPC事業部門である日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)を通じて、国内のプラント建設プロジェクトで画期的な動きを見せています。最近、3Dプリント技術を駆使して製造された複雑な形状を持つ防音壁が、新潟県柏崎市の建設現場に設置されました。このプロジェクトには、日揮グループが掲げる「ITグランドプラン2030」に基づく、新しい技術の導入が大いに寄与しています。

3Dプリント防音壁の設置



新潟では、これまでにないイノベーションがもたらされました。防音壁は、長さ9メートルのもので、特にデザインには地域の自然を意識した波型の要素が取り入れられています。このデザインは、美しさだけでなく機能性も考慮されています。防音壁は、一般的なプレキャスト製品と同じ方法で現場で据え付けられ、工事はわずか3日で完了しました。

この防音壁は、日揮グローバルが福島県に所有するCOBOD社製のガントリー型建設用3Dプリンタによって製造されました。この3Dプリンタを用いることで、形状の複雑さや独自性が実現されたのです。

波型デザインの背後にある思い



防音壁のデザインには、川や海の形状をモチーフにした波型が採用されています。下部から上部にかけて波型から直線に変化するような形状は、周囲の景観とも調和しており、設置場所の環境に配慮されたものと言えるでしょう。

また、設計に使用された独自のプログラムにより、複数のデザイン案が半自動で生成され、最適な形状が選ばれました。3Dプリンタの技術によって、今までにない自由度の高いデザインが可能となり、建設業界における新たな可能性を切り開いています。

社会的課題への貢献



現代の建設業界には、人材不足という深刻な課題が存在しています。日揮グローバルは、建設工事の効率化を進めることで、この課題の解決に貢献することを目指しています。3Dプリンタの導入は、その一環として非常に重要な役割を果たします。

引き続き、日揮グローバルはプラント建設プロジェクトにおける3Dプリンタの本格的な導入を推進し、業界の革新を促進していくことでしょう。今回の防音壁設置は、その前進を示す象徴的なプロジェクトとなりました。

新潟での取り組みが示すように、日揮グループの3Dプリント技術は、今後も建設業界の発展に大いに寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
日揮ホールディングス株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111

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