中国料理界の頂点へと昇り詰めた名厨たち
三笠会館が運営する中国料理レストラン「揚州名菜 秦淮春」の料理長、外崎 登志雄氏と高級点心師、陸 少游氏が、中国政府の民政部から「国家名厨」という名誉ある称号を授与されました。この称号は、中華料理文化の発展に顕著な貢献をした料理人に与えられるもので、技術だけでなく文化継承や教育的貢献も評価されています。世界中で912名しかこの称号を持たない中、日本から選出されたのは極めて珍しいことです。
「揚州名菜 秦淮春」とは
「揚州名菜 秦淮春」は、日本における本格的な揚州料理を楽しめるレストランです。料理長の外崎氏は、2005年から副料理長に就任し、2012年には料理長に昇進しました。彼は、淮揚料理の技術を習得するために16歳で中国に渡り、多くの実績を積んできました。
一方、陸氏は1975年に江蘇省で生まれ、1993年からは点心職人として修行を重ね、揚州の高級店での経験も持っています。ポイントは、彼が伝統的な技法にだけ依存せず、日本の美意識を昇華させた点心を創作しているところです。
特別コース「三笠会館 100周年記念ディナー紫蘭花(しらん)コース」
二人の栄誉を祝し、特別コースが提供されています。この「紫蘭花コース」では、揚州料理の伝統を大切にしつつ、旬の食材を取り入れた品々が用意されています。コースの価格は16,500円(税込)で、予約も可能です。また、特製点心を追加することも可能で、ぜひ事前に予約しておきたいところです。
コース内容
- - 泡辣香魚稚鮎のマリネ
- - 雲白嫩肉茹で豚バラ肉のガーリックソース
- - 松花皮蛋豆腐ピータン豆腐
- - 蕃茄牛糕牛すね肉の煮こごり
- - 酸辣苦瓜茗荷ゴーヤーと茗荷の甘酢漬け
- - 紅焼綉球排翅白身魚手毬とフカヒレの姿煮
- - 夏蔬煎和牛夏野菜と和牛ロースの煎り焼き 腐乳添え
- - 金陵片皮鴨北京ダック金陵スタイル
- - 紅花水晶魚脯ハタの冬瓜包み蒸し 紅花ソース
- - 蒜香炒夏蔬夏野菜のにんにく風味
- - 揚州砕金飯揚州チャーハン
- - 甜品本日のデザート
- - 主厨精選茶シェフおすすめ中国台湾茶
このコースを通じて、料理人たちの卓越した技と感性をぜひ堪能してみてください。
まとめ
中国料理の要素を大切にした洗練された料理体験は、「揚州名菜 秦淮春」でしか味わえません。特に「国家名厨」の称号を持つ料理人たちの本物の技術を体験する機会は、極めて貴重です。この特別コースは2025年8月までの期間限定で提供されますので、早めの予約をお勧めします。お見逃しなく!
設備情報
- - 住所: 東京都中央区銀座5-5-17 三笠会館本店 4F
- - 電話: 050-3134-5665
- - ウェブサイト: 三笠会館
三笠会館は、1925年の創業以来、日本の食文化に貢献することを目指しています。地元の食材を活かしながら、全国に30店舗以上を展開しています。100周年を迎える2025年には、新たな挑戦が待っています。