コロナ禍での食品ロスを減らす北海道産肉のクラウドファンディング

北海道札幌市に本社を置く株式会社シーピーエスが、食材のロスを削減し、北海道産の牛肉と豚肉を全国に届けるクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、コロナウイルスの影響で出回らない食材が出てしまう今、飲食業界の支援とともに、サステナブルなフードカルチャーを推進しようとするものです。

クラウドファンディングの背景

新型コロナウイルスによる影響で、飲食店は厳しい状況に置かれています。緊急事態宣言や時短営業の影響で、多くの飲食店が仕入れた食材を提供できなくなったことから、北海道産の高品質な肉も行き場を失い、廃棄される危険性が高まっていました。この状況を放っておけないと感じた株式会社シーピーエスの代表、久保公利氏が立ち上がりました。

提供されるリターンの内容

クラウドファンディングでは、以下の肉セットが提供されます：

- 豚ローススライス1.5kg 価格：4,000円

豚ロースを使用したさまざまな料理が楽しめます。

- 特牛×豚ローススライスセット約1kg 価格：7,000円

対象にはすき焼きやしゃぶしゃぶ用の切り落とし肉が500g、特上ロース250g、豚ロースを含む3枚が含まれています。

これらのリターンは、家庭での食卓を彩り、再び北海道の味を楽しむ機会を提供します。

ビジョンと理念

シーピーエスは、食品ロスを避けるために、良質なお肉を手軽に楽しんでもらいたいと考えています。肉は動物の命の産物であり、その命を無駄にしない、つまり最良の状態で価値を見いだしていただくことが、企業としての使命でもあります。

「このままだと肉の品質が落ちてしまうのが心配です。ぜひ、皆さんに家庭で北海道の極上の味を楽しんでいただきたい」と語る古賀氏。