災害時の電源確保
2022-09-02 10:00:04

災害時の電源確保に向けた研究、東京大とREBGLOが共同開始

株式会社REBGLOと東京大学が新たな共同研究を開始



近年、異常気象や地震の頻発化に伴い、企業や自治体が事業継続計画(BCP)を整備することが求められています。そうした中、株式会社REBGLOと東京大学 生産技術研究所の沼田宗純准教授が、災害時の電源確保に関する定量的な指標を作成する共同研究を開始しました。これにより、具体的かつ実効性のある電力BCPの構築が期待されます。

共同研究の背景



沼田准教授は、災害対応業務の効率化を図るための研究を続けており、特に防災プロセスの体系化を専門としています。最近は、自然災害による影響が年々増大しており、企業、学校、自治体などのさまざまな組織がBCPの構築に取り組んでいます。しかし、災害時の電源確保のための定量的な指標が不足している現状があり、国の概算指標や過去の経験に依存することが多いのが現実です。

この共同研究は、災害時に必要とされる電力を正確に評価し、システム化することで、実効性と有効性を兼ね備えた基準を確立することを目指しています。今後、電源確保に必要な能力要件を定義し、実践的な対応策を打ち出すことで、各組織の災害対応をさらに強化することが期待されています。

株式会社REBGLOの取り組み



具体的には、REBGLOが開発した「REBGLO発電池システム」が注目されています。このシステムは、低環境負荷のガス発電機とリサイクルバッテリーを用いた新世代のバックアップ電源システムで、度を超えた温室効果ガスの排出を抑えた環境に優しい設計が特長です。

具体的には、CO2やSOx、NOxといった有害物質の排出が極めて少ないガス発電機に、REBGLO独自の環境負荷ゼロの再生蓄電池を組み合わせています。この構成により、停電時でも無瞬断で電源を供給可能なオフグリッド電源システムが実現されます。

さらに、このシステムは電力のピークカットやピークシフトが可能で、仮設事業所や工場などの運用コストを削減する効果も考えられています。また、メンテナンス性が高く、ランニングコストが低いため、導入に際しての経済的な負担も軽減されることが期待されています。

沼田准教授のプロフィール



沼田宗純准教授は、東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(DMTC)の副センター長でもあり、災害対応の最適化を研究しています。彼は、災害対応工程管理システムであるBOSSや、避難所情報共有システムCOCOAの開発など多岐に渡る成果を上げています。また、教育プログラムの研究開発も手がけており、専門家の育成にも貢献しています。

企業概要



株式会社REBGLO


  • - 設立: 2013年
  • - 所在地: 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1F
  • - 代表者: 代表取締役 村越誠
  • - 企業サイト: REBGLO

このように、株式会社REBGLOと東京大学は、災害時の電源確保に向けた新しい取り組みを開始し、今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社REBGLO
住所
東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビルディング1階
電話番号
03-6277-8003

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