日本人初の高橋昂大医師が肥満内視鏡ライブカンファレンスに参加
2023年10月26日、日本初の試みとして高橋昂大医師が肥満内視鏡治療の国際会議である第5回BELG(Bariatric Endoscopy Live Global conference)に参加しました。このカンファレンスは、肥満治療や内視鏡技術の最新の知見を世界中の専門家と共有する場として、毎年開催されています。
BELGの概要と重要性
BELGは肥満治療に特化した医学会議であり、これまでに多くの国から参加者が集まります。2023年の会議では、過去最高の11,000名以上が参加し、米国からブラジル、インド、ヨーロッパ各国に至るまで、155カ国・3,419都市からの専門家が一堂に会しました。この規模の大きさは、肥満治療分野における国際的な関心を物語っています。
今回のカンファレンスでは、7つの国の医師たちがライブ手術を実施し、その様子を全世界に向けて配信しました。高橋医師は、アジア代表として内視鏡的スリーブ状胃形成術(ESG)とボツリヌス治療のコンビネーション手術を見せるために選出されました。
日本人初の選出を果たした高橋医師の役割
高橋医師はブラジルのサンパウロ大学とアメリカのメイヨークリニックの教授と共に、最後のセッションでESGとボツリヌス治療の手技をライブで実施しました。ESGは、内視鏡を用いてその日のうちに胃を大幅に縮小し、体重管理を促進する手法です。その手術は、胃内部の70~80%を縫合し、約100mlの容量に形成する革新的な技術です。
さらに高橋医師は、胃の入り口と出口にボツリヌスを注入する手技を考案しました。この手法は、食欲ホルモンであるグレリンの分泌を低下させ、術後1年間で約25~30%の体重減少を目指すものです。この新しい治療法は、特に肥満で悩む患者にとって大きな希望となるでしょう。
高橋医師のプロファイルとクリニック
高橋昂大医師は東京たかはしクリニック練馬院の院長として、外科医としての豊富な経験を有します。日本大学医学部を卒業後、様々な病院で消化器外科や減量外科に従事し、数多くの手術を執刀してきました。特に、彼が開発した手技は、患者に対する負担の軽減と手術結果の向上に寄与しています。
東京たかはしクリニックは2023年に開院し、日帰りでの最新の肥満治療を提供しています。最先端の技術を使って、患者の回復を早めるために工夫を凝らした手術法を採用しています。年間の手術件数も圧倒的で、多くの国内外の患者が治療を受けるために訪れています。
未来の展望
BELGは、肥満治療の最前線での取り組みを示す重要なイベントです。高橋医師の参加は日本の医療が国際的に認められる一歩であり、今後の肥満治療の進化に大きく寄与することでしょう。このような国際的な場での経験が、東京たかはしクリニックへの信頼性をさらに高めることは間違いありません。高橋医師と彼のチームが日本国内外の肥満治療においてどのような新しい地平を開いていくのか、目が離せません。