アイアグリ株式会社の新たな挑戦
アイアグリ株式会社(以下、アイアグリ)が、令和6年3月29日に農林水産省から「みどりの食料システム法」に基づく事業者として認定を受けました。この認定は、環境負荷の低減に取り組む農業における新たな技術を提供することを目的としています。
みどりの食料システム法とは?
みどりの食料システム法は、農業の持続可能性を考慮し、国内資源の活用を促進するための法制度です。アイアグリは、この法に則り、牛ふんや鶏ふんを活用した指定混合肥料の普及に注力しています。
アイアグリの取り組み
アイアグリは、小売業としての強みを生かし、特に地域の生産者とのネットワークを形成しながら、肥料の開発を行っています。生産者の声を活かし、利便性を考慮した商品開発に取り組んでおり、複数のメーカーと連携しながら商品を市場に供給しています。特に北関東地域では、直営店を中心に生産者向けの商品販売を開始しています。
今後、アイアグリは以下の3つの取り組みを通じて国内肥料の普及を進めていきます。
1.
販売体制の強化: 幅広い顧客に対応できる販売網を構築。
2.
販売促進の推進: セミナーや情報発信を通じて、肥料の利点を広めていく。
3.
供給体制の強化: 安定した供給を可能にするためのロジスティクス提供を強化。
国内肥料の重要性
国内肥料の開発・普及には多くのメリットがあります。例えば、化学肥料に比べて環境への負荷を軽減し、地域経済を活性化させる効果が期待されています。また、国内資源を利用することで、輸入依存から脱却し食料安全保障を強化することが可能です。
トライアタックとミックス堆肥
アイアグリが取り扱う肥料の一つに「トライアタック」があります。これは、牛ふんと化成肥料を混合したもので、土づくり効果が高く、効率的な肥料散布を可能にします。さらに、ミックス堆肥は植物由来の堆肥と鶏ふん堆肥を組み合わせた新製品で、2024年度にはテスト販売が予定されています。食品残さを活用し、環境に配慮した循環型農業を推進しています。
アイアグリについて
アイアグリ株式会社は、土浦市に本社を置き、農業関連商品の販売をはじめとする多様な事業を展開しています。設立以来、農業の持続可能な発展を支援し続けており、NPO法人農業支援センターを通じた事業にも積極的に取り組んでいます。
資料や動画も公開していますので、興味がある方は以下のリンクを参照してください。
今後のアイアグリの活動に注目です。彼らの取り組みは、持続可能な農業の実現に向けて重要な一歩となることでしょう。