マフテックグループが代表取締役社長を異動、成長戦略を加速

マフテックグループが代表取締役社長を異動

マフテックグループ株式会社（本社：東京都千代田区大手町）は、2024年4月1日付で新たに代表取締役社長に松﨑耕介氏を迎えることを決定しました。この異動は、同社が持続的な成長を実現するための基盤を整備していく上での重要なステップとなります。

新旧代表取締役の変遷

新しい代表取締役社長に就任する松﨑耕介氏は、これまで様々な役職を歴任してきた実績を持っています。具体的には、マフテックグループ株式会社の代表取締役社長に加え、関連会社であるマフテック株式会社および株式会社マフテック上越でも代表を務めていました。一方、前任の佐久間毅氏もマフテックグループにおいて重要な役割を果たしましたが、新体制を見据えた決定となっています。

松﨑耕介氏の経歴

松﨑氏は、京都大学工学部（合成化学科）を卒業後、日本IBMに入社し、その後米国IBMのNY本社へ赴任しています。彼は上級副社長補佐やグローバル戦略部門を経て帰国し、日本IBMにて製品事業、マーケティングの責任者を歴任。特に、常務執行役員エンタープライズ事業部長として大手製造業を担当し、2014年にはフランス系製造業大手のシュナイダーエレクトリック日本法人の代表取締役に就任しました。

松﨑氏は、日本市場において営業改革やSCM改革を実施し、大きな成果を上げました。その後は、株式会社フジシールの営業本部長として新規顧客開拓に注力し、2020年に代表取締役社長に就任しDXを推進しました。2023年3月より同社の取締役会長に就任し、2024年2月にはマフテックグループの取締役に選任されています。

異動の目的と今後の展望

マフテックグループは、2022年の三菱ケミカルグループからの独立以来、持続的な成長を目指して基盤づくりを進めてきました。特に、2024年度は成長の道筋をつけるための重要な年と位置づけており、今回の人事異動はその一環として位置付けています。

松﨑氏の豊富な経験を活かし、既存事業の強化や新たな事業領域の拡充に向けた施策をさらに加速していく方針です。また、マフテックグループは、数年以内に東京証券取引所への上場を目指しており、その準備も進められています。これにより、同社が新たな成長を遂げていく様子が注目されます。