エアモビリティ株式会社とスペインLinking Drones社の提携
エアモビリティ株式会社(東京都港区)は、スペインのドローン機体開発企業Linking Drones社(以下、LD社)と提携し、日本市場へのドローン機体の販売を目的とした合意を結びました。この提携により、両社は物流分野に新たな革新をもたらすことを目指しています。
提携の背景
近年、さまざまな分野でドローンの活用が進んでおり、特に物流業界では商業化が期待されています。しかし、物流ニーズに対応するためには、適切な機体が必要です。エアモビリティは国内外のデベロッパーと連携し、最新のドローンを導入すべく動いてきました。今回提携したLD社のドローン機体は、特に低コストで自動運転を実現している点で注目されています。
Linking Dronesの特徴
LD社のドローン機体「Linking One」は、自動運転機能を備えています。専用アプリで目的地を設定するだけで、1kg以内の荷物を迅速かつ確実に目的地に運びます。また、プロペラがガードされており、安全性も考慮されています。特に過疎地域などでの食料や医薬品の配送に適しており、社会的ニーズの対応が期待できる機体です。
スペック情報
- - サイズ:41cm x 41cm x 29cm
- - 積載重量:1kg以内
- - 飛行時間:10分
- - 航続距離:10km
CEOのコメント
LD社のCEO、Cesar Serrano氏は、「信頼できるパートナーであるエアモビリティと共に日本市場に進出できることは、アジアでの事業拡大における重要な節目となります。我々の技術が、日本の配送および医療エコシステムを支える一助となることを誇りに思います」とコメントしています。
一方、エアモビリティの代表取締役社長である浅井尚氏は、「この軽量でコンパクトなドローンは、日本独特のデリバリーニーズに応える最適な機体です。特に医薬品などの迅速なデリバリーに活用できることを期待しています」と語っています。
エアモビリティ株式会社について
エアモビリティは、空飛ぶクルマ及び産業用ドローンの安全な航行を支えるためのプラットフォームを提供しています。海外の空飛ぶクルマとドローンの日本市場への参入を支援するサービスも運営し、様々なマッチングサイトを構築しています。 その一環として、「AeroMall」、「AeroBuy」、「AeroStaff」などのサイトを運営し、ドローン業界の発展に寄与しています。
まとめ
日本市場への進出を果たしたエアモビリティとLinking Drones。彼らの提携が今後の物流や医療エコシステムにどのような変革をもたらすのか、今後の動向に注目が集まります。