持続可能な水産業を目指すベンナーズ社の食育活動
株式会社ベンナーズは、福岡市を拠点に
持続可能な水産業の未来を見据えた食育に力を入れています。代表取締役社長の井口剛志氏のもと、子どもたちに日本の水産業や、未利用魚について教える活動を行っています。
食育活動の概要
ベンナーズ社はこれまでに10件以上の食育出張授業を実施し、漁業や水産業界の現状、未利用魚の活用方法、さらにはフードロスの削減について生徒たちに学んでもらう機会を提供しています。これにより、次世代を担う子どもたちに食文化や環境問題についての理解を深めてもらうことを目的としています。
具体的な活動実績
青山学院初等部
青山学院初等部では、5年生を対象に弊社の井口が特別講師として登壇し、「未利用魚とは何か?」や「海の豊かさについて」講義を行いました。授業の一環として、未利用魚「マトウダイ」の解体実演も行い、子どもたちはその様子に興味津々でした。また、ミツカン社とのコラボレーション授業では、未利用魚の活用がどのように資源を有効に使うか、またSDGs達成にどう寄与するかを討論しました。
福岡雙葉学園
福岡雙葉学園では、井口が「企業学・未利用魚について」のテーマで講義し、その後ピエトロ社との共同で料理実習を行いました。生徒たちはプロのシェフから学び、実際に未利用魚を使用した料理を作りながら、食育の意義を実感しました。
千早西小学校
弊社の本社近くに位置する千早西小学校でも出張授業を行い、「日本の海の現状」をテーマに生徒たちに質問を投げかける等、活発な意見交換が行われました。演習を通じて、漁業や未利用魚への関心を高めています。
日本財団と無印良品
また、公益財団法人日本財団との協力で、子どもたちが記者体験を通じて未利用魚について学ぶイベントも実施しました。無印良品との合作イベントでは、大人向けに、「未利用魚をおいしく食べよう」と題し、食育活動を広げています。
企業としての持続可能なビジョン
ベンナーズ社は新たに「サステナブルな水産インフラの構築」をビジョンに掲げ、次世代に持続可能な水産業を引き継ぐことをミッションとしています。このビジョンのもと、企業は生産者と消費者の橋渡しを行いながら、社会全体にポジティブな影響を与えるべく努力しています。
結論
ベンナーズ社の食育活動は、ただの教育に留まらず、未来の食文化を創造するために重要な役割を果たしています。未利用魚の利用促進やフードロス削減に寄与しながら、持続可能な水産業の確立へ向けた取り組みは、今後も継続されていくことでしょう。この活動を通じて、多くの子どもたちが海と食の重要性を学び、より良い未来の実現に寄与することを期待します。