京都の文化財掃除
2025-06-25 13:25:15

京都の文化財守る活動!学生とともに掃除を通じた地域貢献

京都での文化財を守る試み



京都市が誇る重要文化財、杉本家住宅が今年も「祇園祭」を迎える際に、学生たちと株式会社サンコーが手を組んでの「すす払い」が行われる。これは毎年行われている伝統的な活動であり、地域の文化資産を守るための重要な取り組みとして位置づけられている。

重要文化財 杉本家住宅とは


杉本家住宅は築155年の歴史を持つ京町家で、2010年に国の重要文化財に指定されている。民家として初めての名勝指定を受けたこの住宅は、1776年以来、京商家の生活の中心地であり続けている。特に、その庭は杉本氏庭園として知られ、地域の文化や歴史を深く理解するための重要な場所である。

掃除に臨む学生たち


2025年6月28日、京都女子大学の学生たちは、この伝統的な行事に参加し、杉本家住宅のすす払いを行う。これは株式会社サンコーと産学連携で行われるものであり、掃除用品の提供を通じて、文化財の保護に貢献することを目的としている。

サンコーの代表、角谷太基氏によると、「掃除を通じて文化資産の未来を見据え、次世代に繋いでいくことが私たちの使命」とのことである。毎年地域貢献の一環として取り組むこの活動は、過去3年にわたり続けられている。

環境への配慮


使用する掃除用品には特に環境に配慮した製品が選ばれ、サンコーの「びっくりフレッシュ®」シリーズが採用される。これは独自の特殊繊維で作られており、水だけで汚れを落とすことができる画期的な製品で、ポリエステルの50%が再生ペットから作られている。

地域文化理解への取り組み


そもそも杉本家住宅のすす払いに加えて、祇園祭に欠かせない「ちまきづくり」体験も行われる。学生たちは、6月27日にはKOMEGLAでこの貴重な体験を通じ、地域文化への理解を深める機会を持つ。このような複合的な活動が、学生たちにとって学びの場となり、地域資産の保全に寄与していく。

商品化された地域貢献


また、過去の取り組みからは、受賞歴を持つ「京町家シリーズ」の掃除用品も開発されており、特に汚れ落とし手袋が「おもてなしセレクション2025」で金賞を受賞したことからも、地域に根ざした製品開発が進んでいることが窺える。

まとめ


杉本家住宅のすす払いは、ただの掃除活動ではない。それは地域の豊かな文化を守り、次世代に引き継ぐための大切な営みである。学生たちとサンコーの協力により、京都の文化財は未来へと受け継がれていくのだろう。地域貢献や環境への配慮を意識した取り組みは、今後も拡大していくことが期待される。

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会社情報

会社名
株式会社サンコー
住所
和歌山県海南市大野中715
電話番号
073-482-5011

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