サーバーワークスとIIJ、AWSビジネスの拡大に向けた業務提携
2025年1月7日、株式会社サーバーワークスが株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)と業務提携を行うことを発表しました。この提携は、クラウドサービス市場におけるAWS関連のマネージドサービスの競争力を高め、市場シェアの拡大を目指すものです。
提携の背景
サーバーワークスは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして認定されており、豊富な導入実績と先進的なサービス提供で注目されています。一方、IIJは高いインターネット技術を背景に、ネットワークやクラウド、セキュリティなどの多様なITサービスを提供しています。両社の強みを活かした提携は、クラウドサービス市場で大きな価値を生むと期待されています。
業務提携の具体的な内容
1. AWS関連ソリューションの開発力強化
この提携により、IIJはサーバーワークスから得たノウハウを活用し、AWS関連ソリューションの開発力を強化します。具体的には、設計ガイドラインや運用ポリシーの提供を受け、コンサルティングやシステムインテグレーションにおける技術力を向上させる予定です。
2. AWSエンジニア育成プログラム
また、IIJのシステムインテグレーションの経験にサーバーワークスの専門的なAWSトレーニングを組み合わせることで、エンジニアの育成を推進します。これにより、最新の技術を備えた人材を育て、AWSの利点をフルに活用できる体制を整えます。
3. セキュリティ強化ソリューションの開発
さらに、両社はクラウドサービスの設定ミスを監視し、AWS上のワークロードを保護するための新たなセキュリティ強化ソリューションを共同で開発する予定です。両社の専門知識を結集し、より安全なクラウド環境を提供することを目指します。
今後の展望
サーバーワークスとIIJは、今回の業務提携により技術力を結集し、AWSマネージドサービスの質を向上させることを目指します。企業のクラウド利活用ニーズの拡大に応えるため、両社は互いに手を携え、さらなるサービスの開発を進めていく考えです。これにより、急速に進化するクラウド市場での競争力が一層強化されることでしょう。
会社概要
株式会社サーバーワークスは、2008年に設立され、クラウド導入から最適化まで支援するAWS専門のクラウドインテグレーターです。1380社以上、23100プロジェクトを超えるAWS導入実績を誇り、AWSプレミアティアサービスパートナーに認定されています。
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、1992年に設立され、国内初の本格的なインターネット接続サービスを提供した企業です。約15,000社に対し、クラウドやセキュリティを含む様々なネットワークソリューションを展開しています。彼らの協業が生む新しいサービスに、業界の注目が集まることでしょう。