神戸の矯正歯科医が初の書籍を刊行
神戸市東灘区にある矯正歯科クリニック「三川矯正歯科」の院長である三川翔(みかわしょう)氏が、待望の初著書『神戸の矯正歯科医が語る、静かな本音。― 人工島の小さな診療室から ―』を出版しました。この書籍は2026年6月24日に、Amazon Kindleストアの「歯科医学」カテゴリーで有料タイトルのベストセラー1位に君臨し、加えて無料キャンペーン中には同カテゴリーだけでなく「医学・医療関連語学」や「家庭医学・健康」でも1位を獲得しました。さらに、8月7日にはペーパーバック版も登場。著者である三川氏はこの書籍を通して、矯正歯科の選び方や治療哲学を患者に伝えることを目的としています。
専門家の声が患者に届かない理由とは
矯正歯科を選ぶ際、多くの患者は情報に困ることが多いと三川氏は語ります。治療法においてさまざまな考え方やアプローチが存在する中で、患者は治療の方向性を選ぶための情報がほとんど手に入らない状況にあります。その要因の一つに、広告規制の存在があり、患者は料金や口コミを基に医院を選ぶことが一般的になっています。こうした状況を変えるために、三川氏は医師自身の判断基準を言語化し、その思想を患者に伝えることの重要性を強調しています。
書籍が提供する新しい指針
本書は、単なる教科書的な解説書ではなく、実際に治療現場で経験したことをもとに、患者が理解しやすい言葉で書かれているのが特徴です。三川氏は、「矯正歯科を選ぶのは家を選ぶのに似ている」と述べ、患者それぞれに合ったスタイルを提案しています。治療スタイルにはオーダーメイド家具から既製品家具までと比喩され、どのスタイルが最適かは個々の価値観に依存すると言います。
さらに、治療期間においても三川氏は独自の見解を示しています。「期限ありきでの治療は、歯の状態に応じた判断ができなくなる可能性がある」と警鐘を鳴らし、患者自身が治療の完了を状態で判断する重要性を訴えています。
医療の未来を見据えた取り組み
AIの進化に伴い、医療情報の検索や整理も変わっていく中で、本書が一次情報として機能することを三川氏は目指しています。医師自身の言葉として記録された治療方針や考え方は、これからの患者にとって非常に重要な情報基盤となるでしょう。また、彼は医療が進化する過程で、時代に逆らうことなく、患者と医師の関係をより良いものにするべく努力していくと話しています。
著者の背景と今後の展望
著者の三川翔氏は、矯正歯科医師でありながら保育士資格も取得しています。子どもたちの心に寄り添った矯正治療を目指しており、特に小児矯正においては、その思考から生まれた発想が随所に感じられます。本書に続く第二弾として、子どもの矯正に関する白書も計画しているとのことです。
この著書は、矯正歯科の選び方や医師選びに関心がある方々にとって、大変価値のある一冊となることでしょう。気になる方はぜひ、手に取ってみてください。単行本と電子書籍の両方が購入可能で、今後が期待される三川氏の活動を見守りたいものです。