高校生向け金融経済教育プログラムが始まる
野村ホールディングス株式会社と早稲田大学が共同開発した高校生向けの金融経済教育プログラム「『好き』『大切』『なりたい』から考える、高校生のためのお金の授業」が始まりました。本プログラムは生徒一人ひとりの価値観を起点に、ライフプランの設計や金融リテラシーを向上させることを目的としています。
プログラムの概要
このプログラムは、野村グループが2019年から早稲田大学の学生が企業の実際の課題に取り組む「企業連携ワークショップ」の活動を踏まえて開発されました。その結果、「お金の使い方やライフプランに唯一の正解はない」とする考えに基づき、金融知識を学ぶだけでなく、自らの価値観を見つめ直し、未来を自分で選んでいく力を育成することを目指しています。
教育の内容
本プログラムは高校の授業での使用に適しており、「授業スライド」「デジタルコンテンツ」「教員向け指導案」で構成されています。さらに、無償で提供されるこのプログラムは、家庭科や公共、総合的な探究時間など、さまざまな授業での活用が期待されています。教育現場での実施が容易な設計により、多くの高校生がこのプログラムを通じて新たな学びの機会を得られるようになります。
従来の取り組みと新プログラムの目的
野村グループは「金融資本市場の力で、世界と共に挑戦し、豊かな社会を実現する」という目的のもと、社会課題の解決に向けた活動を行ってきました。金融経済教育については、すでに25年以上もの間、幅広い世代を対象に出張授業やセミナーを提供し、受講者数は120万人を超えています。新たに開始されるこのプログラムも、金融リテラシー向上や「貯蓄から投資へ」の流れを意識した取り組みとなっています。
早稲田大学と企業連携ワークショップ
早稲田大学においては「企業連携ワークショップ」が実施されており、学生が企業の課題解決に取り組む機会が提供されています。Global Citizenship Centerが新たに設立される2024年4月からは、さらなる実践的な学びの場が生まれることが期待されています。このワークショップでは学生が企業の課題へチームで挑み、経営トップに提案を行うという形で、より実践的な学びの機会を得ることができるのです。
新しい金融経済教育プログラムのスタートは、高校生たちに経済的な知識だけでなく、自己を見つめ直すきっかけを与え、未来を見通す力を育成する素晴らしい取り組みです。参加する学生たちが、自身の価値観を大切にしながらしっかりとしたライフプランを描いていくことが期待されます。