猫とクルマ:思わぬトラブルに注意!
最近、猫が車のエンジンルームに入り込む事例が多発している。特に2024年10月1日から31日にかけて、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)によると、全国で28件の救援要請が寄せられた。中でも8件は、エンジンを始動させた後に猫の存在に気づいたという。
エンジンルームの危険性
エンジンルームは猫にとって、暖かくて安全な場所に見えるかもしれないが、実際には命の危険を伴うことがある。エンジンをかけた瞬間、猫がエンジンベルトなどに巻き込まれる危険が非常に高い。過去の事例では、猫がエンジンルームに入り込み、悲惨な事故につながったケースもある。
対策はシンプル!
猫の命を守るためには、車に乗る前にしっかりとした確認が必要だ。特に次の方法を実践していただきたい。
1.
ボンネットを優しく叩く
2.
猫の声や気配を感じたら、ボンネットを開いて確認
この一手間が、猫の安全を守るだけでなく、車の故障を未然に防ぐことにもつながる。
季節を問わない猫のトラブル
猫が車に入り込むトラブルは寒い時期だけではない。JAFによると、これは1年を通じて見られる現象である。特に春に生まれた子猫が活発に動く時期が近づくと、そのリスクはさらに高まる。昨年6月の調査では、この時期に381件の救援要請があったとされ、これには驚かされる。
そのため、暖かくなる春や夏だけでなく、他の季節でも十分に注意が必要だ。特に子猫は体が小さく、小さな隙間にも入り込みやすいので、運転前には細心の注意を払うことが求められる。
車内の生命を守ろう
私たちの大切なペットである猫を守るためにも、車の点検には余裕を持った行動が大切だ。ドライバーは、愛猫を守るための意識を高め、上記のシンプルな確認作業を日常のルーチンに追加していただきたい。エンジンルームへの猫の侵入は避けられないかもしれないが、事前の対策で事故を減らすことは可能である。
今後も、JAFは猫が入り込むことによるトラブルに対する取り組みを強化していく予定です。
詳細はJAFの公式サイトにて確認可能です。