京都の複合商業施設「GOOD NATURE STATION」で、ファブリックレーベル「PHAPHIC」の特別企画展が開催されます。テーマは『産地から、居心地をつくる』。この展示は日本の伝統的なテキスタイル産地である「備後」と「播州」に焦点を当て、200年以上続く織りの文化を現代的に再解釈し、多様なファブリックプロダクトやポスターグラフィックを通じてその魅力を発信します。
PHAPHICは、優れた作り手との対話を重視し、その中から生まれる言葉や印象を展示に取り入れています。各産地の特徴的な色合いを、三原色『R・G・B(アールジービー)』になぞらえて表現し、それぞれの作り手が持つ独自の“色”をデザイナーの視点で伝えます。展示には、播州織のオリジナルテキスタイルや備後デニムを用いたクッションなどのインテリアアイテムが並び、また、残反を使用したトートバッグやポーチなども限定アイテムとして販売されます。
また、PHAPHICでは今回の企画展に合わせて、興味深いワークショップを開催します。参加者はタテ・ヨコの2色の紙を使い、自分だけのオリジナルパターンを織る体験ができるもので、大人から子供まで幅広い年代の方々に楽しんでいただけます。ワークショップは5月31日から始まり、毎週土曜日に複数の回が設けられており、参加費はわずか500円。作品は持ち帰ることができ、自分自身の手で創り出す満足感を味わえます。
さらに、6月の環境月間にちなみ、PHAPHICでは不要なデニムを回収し、これに参加した方には会員アプリ「GOOD NATURE PASSPORT」にポイントを進呈します。不要になったデニム製品を持参すると、同施設の店舗やECで使用できる10ポイントがもらえるので、環境保護のに貢献する機会にもなります。
PHAPHICとは、ファブリックとグラフィックを掛け合わせた造語で、ユニークな日本の染織文化を背景に持つレーベルです。『産地から、居心地をつくる』というコンセプトのもと、対話を通じて生まれる価値を皆さんの日常に提供していきます。
このようにPHAPHICの企画展は、単なる展示にとどまらず、訪れる人々がテキスタイル文化をより深く理解し、楽しむためのさまざまな体験を提供しています。織りの魅力を感じながら、ぜひ足を運んでみてください。
- 会期: 5月31日(土)〜 6月28日(土)
- 時間: 10:00〜20:00
- 場所: GOOD NATURE STATION 4F GALLERY
- アクセス: 阪急京都線 京都河原町駅 5番出口より徒歩2分、京阪本線 祇園四条駅 3番出口より徒歩5分
詳細や参加申し込みについては、PHAPHICの公式サイトやインスタグラムからぜひチェックを。
この機会に、伝統的な技と現代の感性が融合したテキスタイルの世界を、是非体験してみてください。