動きを感じる展覧会
2016-10-27 16:00:07
革新を促す動きの芸術展「SENSE OF MOTION」青山で開催
展覧会「SENSE OF MOTION」開催
2016年11月9日から20日まで、青山のスパイラルガーデンでNSKの創立100周年を祝う展覧会「SENSE OF MOTION」が開催されます。この展覧会は、知覚を刺激し、人々に新しい動きの感覚をもたらすことを目的として、数々のクリエイターとのコラボレーションによって構築されました。来場者は、NSKの歴史や技術とともに、現代的な美術作品を楽しむことができます。
出展作家と作品
展覧会には、著名なアーティストたちが参加しています。例えば、石黒猛氏の『Soft Metal Structure Ball』は数千個のベアリングとアルミ素材を用いた巨大な球体で、見た目の重さとは裏腹に軽やかな動きを実現しています。また、彼の『Spinning Chair』は座ることで自動的に回転する椅子で、動きの不思議さを体感できるでしょう。
AR三兄弟による『箱男 -AR BOX MAN-』は、安部公房の小説にインスパイアを受けた作品で、AR技術を活用しています。さらには、エマニュエル・ムホーの『混色』という作品は、25270個の花が動きながら色彩を奏でるインスタレーションです。
サウンドアートの分野では、スズキユウリとSLOW LABELの共同制作による『Tutti in C』が注目ポイントです。この作品はピンボールのような形態をし、利用者が音を奏でることができる楽器となっています。11月19日には、ワークショップも予定されており、楽器の制作体験ができます。
さらに、Nadegata Instant Partyの『ルーフトップ・メリーゴーランド NSK ver.』では、動力が人力で、内部にはNSKの製品を用いた架空の街を設けたモデルが展示されます。そしてRhizomatiks Researchによる『Slide』は人間の動きを捉えた動的な彫刻で、テクノロジーと身体の関係性を考察します。
NSK Future Forumのご案内
展覧会に合わせて、11月12日にはNSK Future Forumが開催されます。このイベントでは、新たな発想で未来の社会を革新しようとする人々と対話するプラットフォームが用意されています。14:00からのオープニングを皮切りに、さまざまなセッションが展開されます。第一部のテーマは「LIFE」で、トークとディスカッションを通じて未来の社会について考えます。
興味深いテーマが多く提供されるこのフォーラムでは、さまざまなバックグラウンドをもつスピーカーたちが、自身の視点から議論を深めます。第二部では「MAKE」がテーマになり、さらに多くの発見と学びが期待されます。
この展覧会とフォーラムは誰でも自由に参加できる機会を提供し、時代を先取りしたアイデアに触れる貴重なチャンスです。
結論
「SENSE OF MOTION」は、芸術と技術が融合することで新しい価値を生み出す展示です。青山のスパイラルガーデンで、未来を感じる貴重な体験をお楽しみいただけます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ワコールアートセンター
- 住所
- 東京都港区南青山5-6-23スパイラル
- 電話番号
-
03-3498-1171