「mitoco AI」Ver.4.0がMCPクライアントに対応
株式会社テラスカイが2025年9月30日に発表した「mitoco AI」の最新バージョン4.0では、MCP(Model Context Protocol)クライアントに対応。これにより、さまざまな外部サービスとのシームレスな連携が実現したことが大きな注目を集めています。
MCPクライアントの新機能
これまで「mitoco AI」はSalesforceの内部データや事前登録したRAGファイルのみを参照していましたが、MCPクライアントに対応したことにより、外部のMCPサーバーを介してデータを直接取得できるようになります。この機能により、より正確な回答が得られるだけでなく、外部アプリケーションとの連携による業務自動化も可能になります。特に第一弾として、「mitoco Bot」との連携が実現。この連携により、ハルシネーション(誤った回答の生成)がなく、100%の正確な回答を得ることが可能です。
この新機能は、今後さらに多様な外部サービスとの連携が予定されており、ますますその活用範囲が広がる見込みです。
レポート連携機能の強化
加えて、mitoco AIはSalesforceレポートの直接参照機能を搭載。本バージョンでは、従来のリンク表示から、一新して「表示」ボタンが追加され、表形式のレポートデータをチャット画面上で確認できるようになります。最大2000件のデータを一目で把握でき、合計値の集計項目も参照可能。現在は表形式のみ対応していますが、今後のアップデートで他の形式もサポートされる予定です。
AIによる要約機能の導入
さらに、Salesforce上のオブジェクト検索結果や選択されたレコード情報をAIが自動的に整理し、わかりやすく要約表示する新機能も追加されました。これにより、ユーザーは複数のレコードを短時間で俯瞰し、必要な情報を効率的に取得できるようになりました。例えば、取引先オブジェクトを検索した際には、業種や売上、電話番号、Webサイトなどの主要項目が簡潔にまとめられ、次のアクションに必要な情報をすぐに把握できます。
安全性と利便性が融合した「mitoco AI」
「mitoco AI」は、Salesforce上のデータを安全かつ効率的に検索・集計する人工知能です。Microsoft OpenAI Serviceの機能を利用して、ユーザーの自然言語による要求に対し、Salesforceに格納されたデータから適切な回答を導き出します。このソリューションを使用することで、セキュリティの懸念を抱えることなく安心して利用できる点が大きな魅力です。
興味のある方は、リリースノートで詳細を確認してみてください。新たな機能が追加された「mitoco AI」を活用することで、業務の効率化を図りましょう。
詳細は
こちらのリンクで確認できます。
「mitoco AI」は、MCPクライアント経由で「mitoco Bot」を利用する際には別途オプション購入が必要です。また、記載されている会社名やサービス名は各社の登録商標です。