サステイナブルキャンパス評価システムASSC、2024年度のエントリー受付を開始
持続可能な社会を目指す大学の取り組みを評価し、認定する「サステイナブルキャンパス評価システム(ASSC)」が2024年度のエントリーを開始しました。主催は「サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)」で、この評価制度は持続可能なキャンパスづくりに向けた重要な一歩とされています。
ASSCの概要
ASSCは、2013年に北海道大学によって開発された評価システムで、具体的には運営、環境、教育研究、地域社会の4部門から構成されています。これに関連する170の評価基準があり、評価の結果に応じて4段階にランク付けされ、プラチナまたはゴールドに認定された大学には認定証が授与されます。認定の有効性は3年間で、その後は再評価が推奨されています。
この評価システムでは各校が、レーダーチャートや棒グラフを用いて他校との平均得点の比較が可能です。これにより、自校の強みや弱みを洗い出し、今後の方針立案に役立てることができます。過去には130を超える教育機関からの参加申請があり、100件以上の回答が寄せられています。
2024年度のエントリー方法
1. 回答方法
オンラインでの回答を通じて各大学がエントリーする必要があります。まずは以下のウェブサイトからアカウントを取得し、ログインした後にオンラインで回答してください。
ASSCエントリーサイト
2. 参加費
参加費は以下のとおりです:
- - CAS-Net JAPAN法人会員:無料
- - CAS-Net JAPAN個人会員・非会員:20,000円/回
参加費の支払いは、回答提出後に請求書が送付される仕組みになっています。アカウント取得自体は無料で、参加費用は回答の提出時に請求されます。
3. 回答期限
締切は、2025年1月31日(金)です。過去3年に1度の評価実施が推奨されているため、この期間内に新たに回答することが望まれています。
過去の認定大学
これまでにプラチナ認定を受けた大学は、北海道大学や千葉大学、岐阜大学など。ゴールド認定校には、京都大学や大阪大学などが名を連ねており、定期的な評価を通じて持続可能な取り組みを強化しています。
CAS-Net JAPANの役割
一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会は、国内外のサステイナブルキャンパスの取り組みを調査・研究し、大学間連携を推進することを目的としています。また、環境に配慮した社会の実現に向けて、情報の共有や評価システムの普及にも力を入れています。
近年ではSDGsの重要性が高まる中、カーボンニュートラルに向けた役割も一層大きくなっています。
公式サイトや入会案内も是非ご覧いただき、持続可能な未来のための取り組みに参加してみてください。
お問い合わせ先
更なる情報やお問合せは以下の連絡先まで。
国立大学法人北海道大学サステイナビリティ推進機構 E-mail: osc●osc.hokudai.ac.jp
一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会 E-mail: contact●casnet-japan.org