国産ジビエの魅力を存分に楽しむことができる「全国ジビエフェア」が、今年も開催されます。このイベントは、ジビエ料理を提供する飲食店や加工品を取り扱う店舗を中心に、全国各地のジビエを紹介する場として、多くの人にその魅力を伝えることを目的としています。
今年度の「全国ジビエフェア」は、2024年11月1日から2025年2月28日までの期間にわたって開催され、特色あるジビエメニューを楽しむことができる飲食店やホテルが特設サイトに掲載されます。また、ジビエに関連する商品の販売を行う小売店やECサイトの情報もまとめて紹介されているため、参加者はお気に入りのジビエを簡単に見つけることができます。
特に注目すべきは、現代の消費者のニーズに応える「宴会で楽しむジビエ」や「気軽に楽しむジビエ」などのテーマ別特集が設けられている点です。これにより、さまざまなシチュエーションでジビエの美味しさを味わいたいという要望に応えることができるようになっています。また、ジビエを取り扱う新たなお店が続々と登録されており、選択肢が増えていることも魅力の一つです。
令和5年度のジビエ利用量が前年に比べ130%に増加したことを受けて、政府はさらなる利用促進を目指しています。特に令和7年度までに約4,000トンの利用目標を設定している中で、今回のフェアではより多くの人々にジビエを楽しんでもらうことを目指しています。そのために、SNSを活用した情報発信や、ジビエに特化した飲食店のメニュー開発支援を行い、さらなる活性化を図ります。
イベントの公式サイトやInstagramでは、ジビエに関する情報が随時更新され、利用者は最新の情報を手に入れることができます。「ジビエ」は、一口では語りきれない多彩な魅力を持つ食材であり、その風味や味わいは環境や飼育条件によって大きく変化するため、毎回新しい発見があります。そのため、このフェアでは消費者がより手軽にジビエ料理を楽しむことができる環境を整えることが期待されています。
さらに、特集としては、ジビエ料理の専門店や、人気観光地で味わえるジビエメニューが用意されています。これにより、観光地を訪れた際にもジビエの魅力に触れてもらうことが可能になります。
飲食店支援事業部の松井結穂氏は、「このフェアを通じて、ジビエがより身近な存在になり、多くの人々に愛されるようになることを願っています」とコメントしています。
新たに掲載される店舗も続々と発表され、東京都千代田区の「Looking Good」では「ジビエ100%ハンバーグ(イノシシ)」が、広島県広島市の「大人の隠れ家ああばん」では「蝦夷鹿と広島有機野菜の味噌鍋」が味わえます。そのほか、和歌山県や静岡県でも個性的なジビエメニューが楽しめるお店が登場します。
このように、「全国ジビエフェア」は国産ジビエの普及と、農村地域の活性化を図る重要なイベントです。あなたもこの機会にぜひ、ジビエを楽しむためのお店や料理を訪れて、その魅力を実感してみてはいかがでしょうか?