横浜市の柏尾川桜並木保全プロジェクト
横浜市戸塚区に位置する柏尾川桜並木は、江戸時代の安政3年に植樹された歴史ある名所です。ここ数年で桜の健康状態が悪化しており、老木や病害の影響で倒木の危険が高まっています。これを受けて、横浜市はこの美しい桜並木を未来に引き継ぐため、クラウドファンディング型のふるさと納税プロジェクトを立ち上げます。これは、地元住民だけでなく、外部からの支援も募ることで、地域の資源を保護し、美しい景観を次世代に残していく試みです。
プロジェクトの概要
実施期間
このプロジェクトは2025年4月3日から7月1日までの90日間にわたり実施されます。目標金額は700万円で、寄附者にはさまざまな特典が用意されています。
特典内容
特典は、寄附金額に応じて異なります。
- - 10万円以上の寄附者には、柏尾川沿いに設置される銘板に氏名を記載します。
- - 1万円以上の寄附者には、戸塚区役所の公式HPに氏名が掲載されます。
これらの特典は、居住地に関係なく、希望する方に限り詳しい手続きを経て記載されます。なお、銘板やHPへの掲載には注意事項があるため、事前に確認が必要です。
さらに、寄附者には戸塚区オリジナルデザインのTシャツやトートバッグ、横浜市特有のグルメ、高級食器などの返礼品も用意されています。
クラウドファンディング型ふるさと納税とは
ふるさと納税制度を利用して地方自治体が特定のプロジェクトのために寄附を募る仕組みです。地域への愛着を持つ方々が寄附を通じてプロジェクトに参加できるため、参加者が増えることで地域の未来をより良くすることが期待されています。市内外どちらにお住まいでも寄附ができ、寄附に対する税控除の恩恵も受けることができます。
柏尾川桜並木保全・再生計画
近年、柏尾川桜並木では、老朽化や病害による倒木の危険が増加しています。このため、戸塚区では『柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会』を設立し、地域の皆様と共に議論を重ねてきました。
この計画は、2025年の戸塚区制90周年に向けて、2027年度から2029年度にかけて、集中的に桜並木の保全・再生に取り組むものです。この長期的な計画を通じて、再び地域のシンボルとして桜並木が愛され続けることを目指します。
詳細な内容については、戸塚区役所の公式サイトをご覧ください。
【戸塚区ホームページ】
地域住民と共に手を取り合いながら、歴史的な桜並木をしっかりと未来に引き継いでいくために、皆様のご支援が重要です。この美しい景観を守るために、ぜひプロジェクトへの参加を検討してみてください。