エミン・ユルマズ新刊『エブリシング・ヒストリーと地政学』発売決定！トークイベントも実施

エミン・ユルマズ新刊『エブリシング・ヒストリーと地政学』について

株式会社文藝春秋が発行するエミン・ユルマズ氏の最新刊『エブリシング・ヒストリーと地政学マネーが生み出す文明の「破壊と創造」』が、2025年10月23日に正式に発売されます。この書籍では、ローマ帝国の崩壊から現代の基軸通貨戦争に至るまで、経済と地政学を結びつけた視点でマネーの歴史を探求しています。読者にとって、厳しい状況を乗り越えるための知恵を与える一冊となるでしょう。

1. 書籍の内容とテーマ

本書のテーマは、歴史的なスケールで見た「マネーの二面性」、すなわち破壊（デストラクション）と創造（イノベーション）です。人類の歴史において、マネーはどのように影響を与えてきたのでしょうか。世界最古の金属貨幣の誕生から始まり、ローマ帝国の財政危機、大航海時代の貿易戦争、明治維新を経て、現代の半導体戦争までのさまざまな事例を取り上げています。

特に、トランプ大統領が自国に損失を与えてまで貿易戦争を行った理由や、米ドルの覇権の安泰さ、暗号通貨の未来について考察。エミン氏は、これらを巨視的な歴史知によって解読し、「マネーの未来」に光を当てます。

2. エミン・ユルマズの主張

エミン氏は、「すべてのバブルは崩壊する」「過剰なマネーサプライで豊かになった国は過去に存在しない」といった、時代を超えたマネーの法則を提唱。また、「正しいところにお金が流れないと社会は腐敗する」という見解も示しており、経済の潮流を見極めるための重要な視点を提供しています。

このように、本書は現代において生き抜くための有用なビジネス教養書として位置づけられています。また、著者自身が非常に力を入れて執筆した集大成とも言え、読者にとって新たなマネーリテラシーを得るための貴重な道しるべとなることでしょう。

3. 特別トークイベントの開催

本書の発売を記念して、特別トークイベントが予定されています。ゲストには起業家でAI時代に関する洞察が深いけんすう（古川健介）氏を招き、テーマは「マネーの歴史から未来を読み解く！」です。会話の中で、イノベーションや歴史的な半導体戦争、マネーの未来などについて掘り下げていくでしょう。

このイベントは2025年11月5日（水）の19時から20時30分まで、リアルとオンラインのハイブリッド形式で実施されます。会場は誠品生活日本橋のイベントスペース「FORUM」になります。

4. 著者プロフィール

エミン・ユルマズ氏はトルコ・イスタンブール出身の著名なエコノミストであり、グローバルストラテジストです。16歳で国際生物学オリンピックに優勝し、その後は東京大学工学部を卒業。2006年には野村証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務を経て、自身でレディーバードキャピタルを設立しました。さらに、文筆活動も精力的に行っており、これまでに多くの著書を発表しています。