ビニール傘問題と子供の未来を考える新絵本の無料配布

環境問題を考える絵本の配布

日本は世界一のビニール傘消費国として知られていますが、その影響で捨てられる傘が環境に与える影響は深刻です。これを受けて、Waterfrontが新たに企画したのが“たたむ、をひろげるプロジェクト”です。このプロジェクトでは、初めて傘を持つ子供たちに向けて、ビニール傘の使い捨てと環境問題について描いた絵本『ビニール傘と海の生きもの』を無料配布します。

絵本の特徴と配布内容

この絵本は、ビニール傘がどのように廃棄され、再利用されるのかを物語形式で描いています。持ち主に捨てられてしまったビニール傘が新たに折りたたみ傘として生まれ変わるストーリーを通じて、子供たちに環境保護の重要性を教え、身近な物を大切にする心を育んでほしいという願いが込められています。そして、この絵本の中には飛び出す仕掛けがあり、読む楽しさも取り入れられています。

また、絵本は2023年8月7日からWaterfront自由が丘店と心斎橋店で配布されます。配布対象は小学生以下の子供たちで、初めて傘を購入する際に無料で受け取ることができます。この際には、傘用のネームシールに自分で考えた傘の名前を書くことが求められ、これにより傘を大切にする約束をしてもらいます。

企業の取り組みと背景

Waterfrontは、日本特有のビニール傘の使い捨て文化に対し、SDGsの観点から持続可能な文化の確立を目指しています。日本では毎年1億3千万本もの傘が消費され、そのうち8千万本はビニール傘です。折りたたみ傘の使用率は世界平均が55%に対して、なんと日本は21%と大きく下回っているという現実があります。この現状を打破すべく、Waterfrontは折りたたみ傘の携帯習慣を啓発するためのプロジェクトを実施中です。

新しい傘の商品ラインアップ

同プロジェクトの一環として、日本最大級の旗艦店“Waterfront SHINSAIBASHI / OSAKA”では、1,400種類の折りたたみ傘を揃えています。特に持ち運びやすさを考慮した新商品の「Newモバイルフラット」や「スマートフラット」は、日常使いしやすい小型デザインが魅力です。また、ギフトボックスも販売され、環境について考えるきっかけを提供しています。