女子高専生が未来の技術者を目指す！高専GCON2025開催

第4回高専GIRLS SDGs × Technology Contest（高専GCON2025）について

独立行政法人国立高等専門学校機構が、日本経済新聞社と共に「第4回高専GIRLS SDGs × Technology Contest（高専GCON2025）」を開催することが決定しました。このコンテストの目的は、女子高専生たちにSDGsの理念を理解してもらい、日常の学びや研究がどのように社会の課題解決に寄与できるかを提案してもらうことにあります。これを通じて、未来の研究者や技術者として成長していく機会を提供し、女性技術者・研究者の増加を促進します。

コンテストの概要

コンテストへのエントリー締切は、一次エントリーが7月18日(金)で、最終エントリーシートの提出は10月8日(水)に設定されています。その後、書類審査や面談審査を経て選ばれたチームは、12月14日(日)に伊藤謝恩ホールで行われる本選で成果を発表します。この本選の様子は「日経チャンネル」でライブ配信される予定です。

また、GCON2025の詳細や理念を伝えるためのコンセプトムービーもYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください！コンセプトムービーのリンクはこちらです。

目的と意義

多様性のある社会の実現は、全ての分野で人権の尊厳を守り、豊かな社会を築くために不可欠です。その中で、「女性のエンパワーメント」と「ジェンダー平等」はSDGsの重要なテーマとなっています。しかし、日本の産業界や教育機関では、理系分野における女性の活躍はまだ未開拓であり、特に企業や大学における女性技術者・研究者の割合の低さが課題です。これを解決するためには、高等教育の段階で理系女子を増やすことが急務です。

このコンテストは、女子高専生を中心に、チームでSDGs視点からの技術開発を提案することを求めています。具体的なテーマとしては、SDGsに関連した社会課題の解決に向けた技術開発や革新的なアイデアが含まれます。特に、女性が活躍できる社会を実現するための提案や、女性技術者・研究者の基盤を広げる活動を奨励しています。

参加条件と募集テーマ

参加は全国の国公私立高等専門学校に在籍する女子学生を主な対象とした２〜５名のチームで、男子学生も参加可能ですが、チームリーダーは女子学生であり、メンバーの半数以上が女子でなければなりません。

提案するテーマは、SDGsに基づくものであり、実現可能性や新規性が求められ、また女性の社会活躍を促進する内容が望ましいとされています。これに関連してフェムテックやSTEAM教育、コミュニティ形成など、具体的な例を挙げることができます。

賞と副賞

コンテストでは、最優秀賞や優秀賞が設けられており、それぞれ豪華な賞状や盾が授与され、副賞として協賛企業からの特典も予定されています。

昨年度の高専GCON2024では、85チームがエントリーし、12チームが本選に進出しました。過去の受賞結果を振り返ると、優秀賞には地元の高専からも多くのチームが受賞しています。

高専GCON2025は、女子高専生にとって大いなるチャンスであり、未来への道を切り開くまたとない機会です。ぜひ多くの学生に挑戦してほしいと思います。