GLIN Impact Capitalがハーバード・ビジネススクールで注目を集める
東京都港区に本社を置くGLIN Impact Capitalは、ハーバード・ビジネススクール(HBS)の選択授業「Reimagining Capitalism」において、日本のインパクト投資エコシステムを題材にしたケーススタディとして採用されました。これは、特に急成長を遂げる日本のインパクト投資の取り組みに焦点を当てたもので、GLINの共同代表である中村将人氏と秦雅弘氏が講義に登壇し、自らのビジョンと活動について紹介しました。
この授業の特徴は、資本主義が現代において直面する課題を探求し、ビジネス界がどのようにしてそれに立ち向かうことができるかを考察する点にあります。授業内では、資本主義の持つ功績を評価しつつ、その発展が引き起こす課題に対する解決策を模索する詳細な議論が展開されます。特に学生たちは、インパクト投資やサステナブルファイナンスといったテーマに関心を持つ人々です。
ケーススタディ採用の背景
今回のケーススタディには、GLINの成り立ちや日本におけるインパクト投資の進展に対するEthan Rouen教授の興味が背景にあります。研究やインタビューを通じて、GLINがどのようにして社社会的な課題に取り組んでいるのかを掘り下げた結果、採用に至りました。このケースにはGLIN自身だけでなく、同社の投資先となる企業や、日本のインパクト投資エコシステムの発展を支えている団体の活動も盛り込まれています。
講義に登壇したGLINのリーダーたち
2024年11月21日、GLINの創業メンバーである中村、秦、才木氏は、この授業に招かれ、日本におけるインパクト投資の現状および今後の展望について講演を行いました。講義に参加したハーバード・ビジネススクールの学生からは多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。このような国際的な場でのディスカッションは、GLINにとっても日本のインパクト投資の重要性を広める良い機会となっているのです。
また別の講義への招待
同日、GLINの中村氏は、Brian Trelstad教授が指導する「Social Entrepreneurship & System Change(社会起業とシステムチェンジ)」の講義にも招かれました。ここでも、インパクト投資が持つ可能性についての知見を共有する重要な機会となりました。
GLIN Impact Capitalとは
GLIN Impact Capitalは、より持続可能な資本主義の実現を目指し、社会課題を自律的に解決する手段としてインパクト投資やESG投資を重視しています。2020年の創業以来、社会的インパクトと経済的リターンを両立させながら成長を支援するスタートアップに対し、様々な形でのサポートを行っています。
特に、日本が直面しているさまざまな社会的課題に対して、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業に投資し、高い社会的価値を生み出すことを目指しています。教育格差や環境問題、メンタルヘルスといった多様な課題に取り組むスタートアップが主な対象です。GLINは、国内外の協力関係を築き、日本におけるインパクト投資の確立に貢献していく所存です。
GLIN Impact Capitalの詳細な取り組みについては、公式サイトを通じてご覧いただけます。
GLIN Impact Capital
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を意図したものではありません。