新しいAI技術で設備工事業を円滑に
株式会社システムズナカシマは、岡山県岡山市に本社を置く企業で、2026年6月18日に新たなAI搭載の材料拾い出しシステム『拾いの匠NX』を発売します。この製品は、設備工事業における積算業務の省力化と効率化を目的としており、特に電気工事や管工事に役立つ画期的なシステムとなっています。
現在の課題
建設業界では、見積もりを作成するために設計図面から必要な部材や配線の長さを確認し、数量を集計する「材料拾い出し業務」が行われています。この作業は熟練の技術と多くの時間を要し、昨今の人材不足や働き方改革に対応するための業務効率化が求められているのです。特に、複雑化する図面や短納期の要求が高まる中で、蓄積された経験や知識に依存する作業は大きな課題となっています。
『拾いの匠NX』の特徴
新製品『拾いの匠NX』は、「材料拾い出し業務をスマートに高速化」をテーマに開発されました。このシステムはAIが図面を解析し、コンセントや照明器具、スイッチなどの設備記号を自動的に認識し、配線の長さや数量を計算して集計します。
従来の方法では、担当者が一つ一つチェックしながら行っていた作業ですが、『拾いの匠NX』を利用することで、迅速な見積もり作成が可能となり、業務の負担も大幅に軽減されます。また、結果を一覧化することで確認作業も効率化され、積算業務の標準化や品質の向上にも寄与します。
幅広い対応能力
『拾いの匠NX』のAIは、JIS規格に基づく設備図面記号を学習しており、図面内の機器や部材を自動的に識別することができます。具体的には、個数や長さ、面積を効率的に拾い出し、結果は容易に確認できるため、クリック操作によって簡単に追加・修正も行えます。
手拾い機能も備えているため、AIが難しいとされる図面や未学習の記号に対しても、スムーズに作業を進めることが可能です。さらに、業務支援クラウド「ANDESクラウド」を利用すれば、物件情報や拾い出しデータの共有が可能となり、フロア別や系統ごとに手分けして作業することができます。
このようにすることで、特に大型案件や短納期案件においても、チーム全体の進捗を可視化し、作業負担を平準化しながら業務のスピードを向上させることが期待されます。
イベント出展と販売展開
『拾いの匠NX』の販売と共に、全国でのイベント出展も企画されています。電気設備業や水道設備業への展開も進められており、初年度に目指す販売目標は70社、100ライセンスです。システムズナカシマの全国のOA機器商社や建材卸商社を通して販売を行う予定です。これにより、多くの企業がこの革新的なシステムを採用し、業務の効率化を図ることが期待されます。
会社情報
設立は1985年4月1日で、従業員数は163名を誇るシステムズナカシマ。東京、大阪を含む全国の拠点で、CADシリーズや受託開発など多様なソリューションを展開しています。お客様とともに課題解決に取り組む姿勢は、業界での高い評価を得ています。企業の将来に向けて新たな挑戦を続けるシステムズナカシマの今後の展開に注目が集まります。