技術育成施設開設
2017-12-14 11:40:01
日本総合住生活が新たに開設した技術育成施設の全貌とは
日本総合住生活が技術者育成の拠点を開設
日本総合住生活社(以下、JS社)は、2017年12月13日、水曜日に新たな技術育成及び人材育成のための施設「JSトレーニングセンター」をオープンしました。この施設は埼玉県さいたま市にある「スクエアJS」内に位置し、集合住宅の管理や技術者の育成に特化した教育環境を整備しています。
技術者不足への取り組み
日本の団地や集合住宅が増殖した1960年代から、JS社は約半世紀にわたり、UR賃貸住宅などの管理やリニューアル事業に従事してきました。しかし、団地が築かれてから数十年が経過し、施設や設備の保守、管理ニーズが一層高まる中で、技術者や技能者の高齢化による人手不足が課題視されています。
この問題を解決するために、JS社は新たにトレーニングセンターを設立しました。このセンターの目的は、技術や技能の継承を進め、社員や協力会社の人材育成を図ることです。具体的には、実技訓練や座学を通じて、集合住宅管理に必要な技術を効率的に学ぶことができます。
トレーニングセンターの概要
「JSトレーニングセンター」は、4階建てのSRC構造で、全体で約1,500㎡の広さを誇ります。7つの訓練スペースが設けられ、効率的な学習環境を提供しています。
モックアップと実技室
1階には昭和50年代に建設された公団住宅のモックアップがあり、当時の設計や構造について実際に触れながら学ぶことができます。この体験は、技術者が実務において直面するであろう様々な場面を理解するうえで重要です。
2階には主に座学を行う訓練室、また3・4階には実技に特化した訓練室も設置されています。これにより、理論と実践の両方を学んで、確かな技術力を身につけることができます。
さらに、同センターではJS団友会教育訓練校が認定する職業訓練も行う計画です。これにより、より多くの技術者を育成し、集合住宅管理の質を高めることが期待されています。
職人不足がもたらす影響
現在、様々な分野で職人不足が深刻な問題とされています。特に建設や管理の分野では、経験豊富な老舗の技術者が減少し、次世代技術者の不足はとても重要な課題です。日本総合住生活のこの新たな取り組みは、その解決の一助となると考えられます。
今後の展望
日本総合住生活は、今後も技術者の育成や技術折衝に取り組むことで、団地や集合住宅の維持管理の質向上を図っていく考えです。この「JSトレーニングセンター」が日本の集合住宅管理の未来を支える重要な拠点となることを期待します。
ぜひ、この新しい施設に注目し、今後の展開を見守ってください。
会社情報
- 会社名
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日本総合住生活株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田錦町1-9
- 電話番号
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