1年で初診予約数が2万件に達した背景とは
メドピア株式会社が提供する「やくばと病院予約」は、基幹病院・中核病院向けのWeb予約システムとして注目を集めています。2023年7月にサービスを開始したこのシステムは、わずか4か月で初診予約数が2万件を突破しました。この成長は、医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を示しているのではないでしょうか。
医療のデジタル化の必要性
日本が超高齢社会に突入した今、医療システムは変革を迫られています。生産年齢人口の減少に伴い、医療現場では業務の効率化が絶対に必要です。電話やFAXによる初診予約の運用は、患者さまの受診機会を損なう要因にもなりかねません。メドピアはこの問題に注目し、「やくばと病院予約」を開発しました。
利用者のニーズに応えるシステム設計
「やくばと病院予約」は、患者が希望日を入力することで予約ができ、院内での調整を可能にする特別な設計がされています。これにより、電話での受け付け時間外でも予約ができるため、患者の利便性が向上します。調査によると、実際にこのシステムで予約された内容の約半数が、病院の営業時間外、つまり17時から9時の間に行われているとのことです。
さらに、予約者の80%が50代以下の就業世代で占められており、彼らの受診機会が広がるという結果が出ています。
導入した病院の声
済生会川口総合病院は、日々約200件もの受電に対応しなければならなかったという負担を抱えていました。地域医療連携室の小池室長は、このシステムの導入により業務負担が軽減されたと語ります。
「やくばと病院予約を導入することで、受電数が大幅に減少しました。電話よりもWeb予約の方が圧倒的に楽です。」
業務の効率化がもたらすメリット
医療現場のスタッフにとって、電話予約の対応は非常にストレスフルな業務です。“対応するタイミングを選べる”Web予約の導入は、新人スタッフにとっても業務定着を促進します。小池室長は「新人が業務を覚えるのに、とても役立つ」とも語っており、職場の効率化に寄与しています。
結論
「やくばと病院予約」の成功は、情報技術を活用した効率的な業務運用が可能であることを示す良い例です。メドピアは、今後も医療機関のDXを支援し、患者の利便性を向上させるための取り組みを続けることでしょう。医療が進化する中で、私たちもこの変化から目が離せません。
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