株式会社光響が発表した高出力グリーンレーザー専用ビームプロファイラ

新しいビームプロファイラの登場

最近、株式会社光響が開発した「LBP-C03GR4000」が注目を集めています。この製品は、グリーンレーザー（波長515 nm）専用に設計されたビームプロファイラで、最大4 kWのレーザーピークパワーと最大40 Jのパルスエネルギーに対応しています。今後、半導体や電子部品の精密加工においてその性能が期待されています。

高性能な特長

この新製品は、波長515 nmのグリーンレーザーに特化しており、他のレーザーと比較して、研磨金属などの反射率が高い材料に対する吸収率が優れています。そのため、効率的かつ高品質な加工が実現できます。さらに、短波長の特性により、ビームスポット径を小さく保つことができ、微細加工に理想的な条件を提供します。

「LBP-C03GR4000」は、QCW（準連続波）レーザーにも対応しており、内蔵されたビームスプリッターとNDフィルタの組み合わせにより、高減衰率（9桁から13桁）を実現しました。この機能は、イメージセンサを保護しつつ、高出力レーザーのビーム断面プロファイルを非常に正確に測定することを可能にします。

簡単なフォーカス調整

上下±25 mmのフォーカス調整機構を備えており、測定時のニーズに柔軟に対応可能です。これにより、ユーザーはさまざまな条件下でビームの特性を把握しやすくなっています。

ビームプロファイラの用途

グリーンレーザーは、金属の精密加工や半導体製造プロセスに広く利用されています。この新しいビームプロファイラは、こうしたデリケートな加工環境でも高い性能を発揮し、業界のニーズに応えることができます。企業様向けには、製品の選定や測定環境に合わせた導入提案も行っていますので、興味のある方はぜひお問い合わせを。デモ機を使用した検証も可能で、具体的な利用方法を見ていただける場面もございます。