東陽テクニカが「Si-First」を発売
株式会社東陽テクニカは、2026年4月に、ドイツのimc Test & Measurement GmbH社製のデータロガー用に特化した制御・設定専用のソフトウェア「Si-First」を開発し、販売を開始しました。この新しいソフトウェアは、モビリティの開発現場に特化しており、異常を早期に検出するためのデータ収集やモニタリングを支援します。
モビリティ開発の現状
最近のモビリティ開発の現場では、電費や燃費の向上、そして自動運転技術の進展に伴う評価試験の種類や内容が増えています。その結果、車両や試験設備もますます複雑化しており、これに伴って異常検知や迅速な対応の必要性が急速に高まっています。たとえば、振動試験における異常振動や、熱マネジメント試験での急激な温度上昇など、突発的なトラブルが発生した場合、早期に検知することが求められています。これにより、品質不良の未然防止や安全確保が達成可能となります。
従来の課題
従来のデータロガーは、取得したデータをモニターで確認し、作業者が手動で判断する方法が一般的でした。このプロセスでは、異常の発見が遅れたり、即時対応が難しくなる場合があるため、監視体制に属人化の問題があるなど、多くの課題が存在しました。これにより安定した監視体制の構築が難しくなるという側面もありました。
「Si-First」の導入による革新
こうした課題に対処するために、東陽テクニカは「Si-First」を開発しました。この新しいオプション機能は、データ収集やモニタリングをより効率的かつ効果的に行うためのものです。具体的には、リアルタイムでの閾値判定と警報通知が可能となり、異常の早期検知や迅速な対応が実現します。これにより、監視業務は自動化され、従来の属人化が解消されます。
主な特徴
「Si-First」は次のような特長を持っています:
- - 監視業務の省人化・自動化
- - リアルタイム閾値判定による即時異常検知
- - 計算結果を判定に使用可能で、柔軟な閾値設定が可能
- - 数百チャンネルのデータロギングでも容易な閾値設定
- - 判定結果をPCからネットワーク出力し、他の制御システムに自動転送可能
商品情報
- - 製品名:imc STUDIO閾値判定オプション「Si-First」
- - 発売日:2026年4月
- - 販売価格:imc社製データロガー 400万円~(税抜、imc STUDIOとオプション含む)、Si-First 100万円~(税抜)
- - 製品ページ:東陽テクニカ製品ページ
今後の展望
東陽テクニカは、今後もimc社製データロガーやソフトウェアを通じて、モビリティ市場での評価試験の効率と安全性の向上を目指します。これは、先進技術の開発に貢献し、多様化するニーズに応える力となるでしょう。また、同社は脱炭素エネルギーや自動運転技術などのトレンドにも対応した最新の計測ソリューションの提供に注力していきます。