八ヶ岳の魅力を謎解きで再発見！地域活性化への挑戦

山梨県北杜市の地域おこし協力隊が立ち上げた「聖地八ヶ岳実行委員会」が、JR小海線の赤字を救うための魅力的なプロジェクトを発表しました。「名探偵への挑戦状」と題したこの謎解き周遊企画では、観光客に八ヶ岳エリアの驚異的な自然や文化を体験してもらうことを目指しています。この取り組みは、2025年4月1日から30日までの期間、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金を募り、目標金額は200万円です。

プロジェクトの背景

八ヶ岳エリアは、観光客にとって魅力的なスポットが揃っていますが、近年は人口減少や高齢化といった社会問題に直面しています。また、映画やアニメでの聖地としての認知度が高まる一方で、観光客の数はコロナ禍以降元に戻らないのが現状です。

2025年4月18日に公開予定の某アニメ劇場版において、八ヶ岳や国立天文台野辺山が舞台として登場することが発表され、聖地巡礼の観光客が増加することが予想されています。このタイミングに合わせて、地域の魅力を最大限に引き出す企画を立ち上げました。

謎解き周遊企画の内容

プロジェクトの第一フェーズとして、NPO法人清里観光振興会と長野県南牧村商工会の協力のもと、JR小海線の各駅周辺を含む謎解き周遊冊子が作成されます。この冊子は2025年5月1日から販売され、観光客は謎解きを通じて地域の歴史や文化に触れることができる内容となっています。

さらに、クラウドファンディング達成により、特別な体験を提供するプランが用意されています。特に注目されるのは、JR小海線の特別チャーター便です。この便では、天文学に詳しい案内人による星空案内や、地元のアーティストによる生演奏が行われ、ただの移動以上の価値ある体験が提供されます。

また、野辺山エリアから清里を結ぶ周遊シャトルバスも運行予定で、これにより観光の利便性が格段に向上します。

クラウドファンディングの概要

このプロジェクトはALL or NOTHING形式で行われており、目標金額に達しなかった場合は全額返金されます。具体的な返礼品も魅力的で、謎解き周遊冊子やオリジナルデザインの1日周遊券、特別乗車権などが用意されています。支援者は地域事業者を直接支援することができるため、地域活性化に寄与することにもつながります。

地域の魅力を次世代へ

「聖地八ヶ岳実行委員会」の代表、小坂玲奈さんは「幼少期から訪れていた清里に定住して得た感動を皆さんと分かち合いたい」と語ります。豊かな自然と共に人々が調和して生きるこの地こそ、次世代に必要な環境を整えるための重要な拠点です。

八ヶ岳エリアの魅力を皆さんも直接体験し、地域への支援を通じてその存続を応援しませんか？

終了日時が迫る中、プロジェクトへの参加をぜひ検討してください。1人でも多くの方の応援が、この美しい「聖地」の未来につながります。