UAゼンセンが「LaKeel Online Media Service」を採用
日本の労働組織「UAゼンセン」が、職員教育の一環として株式会社ラキールが提供する動画配信型教育サービス「LaKeel Online Media Service」を導入しました。このサービスは、全国に散らばる2000以上の加盟組合を持つUAゼンセンにとって、労働環境の安全性向上を目的とした重要なツールとなります。
採用の背景と目的
UAゼンセンは、職場での労働者の安全確保と健康の維持を大きな目的として掲げています。これまでも集中的な集合研修やセミナーを行ってきましたが、従来のパワーポイントによる講義形式の教育方法ではマンネリ化が進行し、教育の実効性に限界が見えていました。そこで、その課題を克服するために、視覚に訴える動画教材を用いた質の高い安全衛生教育に取り組むことを決定しました。
導入の3つの理由
1.
どこでも視聴可能: ネット環境があれば、全国の職員が効率的に教育を受けられる環境が整います。
2.
現場を反映したコンテンツ: 労働災害の事例をもとにしたテーマ別コンテンツが提供されるため、事故防止の効果が期待されます。
3.
豊富な教材ラインナップ: コンテンツの充実により、教育研修がマンネリ化することなく、常に新鮮な内容で学ぶことができます。
「LaKeel Online Media Service」の活用方法
このサービスは47都道府県の職員への教育として有効利用されます。各職員は、必要な知識や安全衛生に関するスキルをeラーニングを通じて効率よく獲得することができます。具体的には、各部門の安全担当者が選定した安全に関するコンテンツが提供され、年間約10回の集合研修で配信される予定です。また、各支部職員が個別に学習できる機会も設けられています。
導入担当者のコメント
導入担当者は、「製造業における労働災害は依然として問題です。特に、挟まれや巻き込まれの事故が減少していない中、この新しい教育ツールは大きな変化をもたらすでしょう」と語っています。視覚的かつ効果的な教材が提供されることで、職員の安全衛生に関する知識は底上げされ、現場で直面する課題に対する実践的な対策が強化されていくことが期待されています。
UAゼンセンの全体像
UAゼンセンは、繊維、化学、食品、流通、サービスといった多岐にわたる産業で働く労働者を代表する産業別労働組合であり、米国を含む世界規模で約190万人の組合員を擁しています。このような大規模な組織の中で、労働者の安全と健康の向上を目指す活動を行っています。
「LaKeel Online Media Service」について
「LaKeel Online Media Service」は、学習効果を高めるためにTPACKに基づいたアニメコンテンツを利用しています。これにより、短い時間で効率的に学べるマイクロコンテンツが提供され、日常業務の合間に学習することができます。最新の学習方法である「ブレンディッド・ラーニング」により、従来の学習方法から大きな進化を遂げています。
この新しい資源を用いることで、UAゼンセンは職員たちの教育の質を飛躍的に向上させ、より安全で快適な職場環境を構築する意向であるとしています。これからの取り組みがどのように展開されていくのか、注目が集まります。