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NTTドコモビジネスが提供開始した「AI-SPMソリューション」

企業のAI活用が加速する中、NTTドコモビジネス株式会社は、その潤滑油として「AI-SPMソリューション」の提供を正式に開始しました。このソリューションは、Wiz Cloud JapanのCNAPP製品「Wiz」を活用し、AI環境のセキュリティを包括的に支援することを目的としています。

1. 背景

近年のデジタル化に伴い、企業はAI技術を活用して業務効率を向上させ、新たな価値を創出しようとしています。しかし、AI環境におけるセキュリティ対策は従来のサイバー攻撃とは異なり、まだ確立されたベストプラクティスが存在していません。このような状況では、多くの企業が仮説のもとに先行して対策を行っているのが実情です。

特に、クラウド上にAI環境を構築する場合、以下のようなセキュリティ課題が重要視されています。

• - AIリソースの可視化
• - 設定ミスの発見
• - 脆弱性への対応
• - 機密情報や学習データの保護

NTTドコモビジネスは、これらの課題に向き合う中で、Wizを利用してAI環境へのセキュリティ強化をサポートします。

2. ソリューションの内容

「AI-SPMソリューション」は、特にクラウド上にAI環境を持つ企業を対象としています。このソリューションでは、AI環境の構成要素（仮想サーバーやストレージ、AIモデルなど）の可視化を行います。その上で、脆弱性や設定ミスの確認を実施し、適切な権限設定がなされているかもチェックします。これによって、不正アクセスや意図せずして情報が漏洩してしまうリスクを軽減します。

NTTドコモビジネスの豊富なCNAPP製品の運用ノウハウを活かし、企業に対して適切なアドバイスを行い、AI環境の管理を行います。たとえば、生成AIを用いて独自のチャットボットを構築している企業に対して、過剰な権限設定や設定ミスを発見することができます。

3. 提供内容と料金

本ソリューションの提供は2025年11月6日に開始予定です。料金については、NTTドコモビジネスの営業担当に直接問い合わせる必要があります。

申し込み方法も営業担当を通じて行うこととなっています。今後は「AI-SPM」だけにとどまらず、Wizの様々な機能を活用し、より一層のセキュリティ強化に向けたサービス展開を視野に入れています。

4. 今後の展開

NTTドコモビジネスは、今後「AI-SPMソリューション」の拡充を計画しています。AIへのアクセスセキュリティの強化やAIエージェントを用いたセキュリティ運用など、多岐にわたるサポートを行うことで、企業がクラウド環境を安全かつ効率的に利用できる基盤を整えることを目指しています。

5. 参画するパートナーの見解

Wiz Cloud Japanの日本代表、山中直氏は、NTTドコモビジネスとのパートナーシップに触れ、同社が日本市場で信頼を集めるパートナーであると評価し、この共同作業を通じてより強力なセキュリティ環境を実現できることに期待を寄せています。

NTTドコモビジネスは、今後「産業・地域DXのプラットフォーマー」として持続可能な社会の実現を目指し、AIを安全に活用するための施策を推進してまいります。

関連リンク

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