JINSがプロジェクト管理ツールBacklogを導入
アイウエアブランド「JINS」を展開する株式会社ジンズが、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を導入しました。このシステムは、全社的なプロジェクト運営を支えるための基盤として位置づけられています。JINSでは、システム開発、新店舗の立ち上げ、海外拠点の展開など、さまざまなプロジェクトの情報をBacklogで整理し、共有しています。
この取り組みにより、過去10年分にわたるプロジェクトデータがナレッジとして蓄積され、全社の連携を支える基盤として定着しました。
Backlog導入の背景
JINSのビジョン「Magnify Life(マグニファイ・ライフ) - まだ見ぬ、ひかりを - 」に基づき、会社は顧客体験の向上と新しい価値の創造に取り組んでいます。様々なプロジェクトを横断的に推進する中で、社内外の関係者が同じプラットフォーム上で情報を共有し、タスクを可視化する必要がありました。これに応えるため、Backlogの導入が決定されました。
現在、プロジェクトの進行状況を常に把握でき、業務の複雑化が防がれています。特に、システム部門をはじめとした各部署のメンバーが、Backlog上で共通のプロジェクトを運営していることにより、国内外の拠点や協力企業の約1,700アカウントが情報を共有しています。これによって、リアルタイムで最新の状況を把握でき、部門間のコミュニケーションがスムーズになっています。
情報整理の手法
Backlogでは、ストック情報とフロー情報を明確に分けて運用しています。短期的なやり取りはチャットを利用し、後に参照が必要な情報はBacklogに登録するルールを設けており、重要な情報が埋もれてしまうリスクを回避しています。また、システム部門には「バックログスイーパー」と呼ばれる役割があり、定期的に課題の確認や整理を行っています。このような日常的なメンテナンスによって、プロジェクトが常に健全な状態で運用できる環境が整えられています。
ナレッジの活用
Backlogによって蓄積されたプロジェクト情報は、JINSにとって重要なナレッジ資産として活用されています。新メンバーが業務を引き継ぐ際に過去のデータを容易に参照できるため、業務の再現性やスピードが向上しています。さらに、この豊富なデータを元にAIを活用した業務改善やリスク検知も期待されています。
JINSのコメント
株式会社ジンズの大間氏、佐藤氏、原島氏は、Backlogが基幹システムの一部となっていることを語ります。「全員が同じ環境でプロジェクトを進められるようになり、進捗確認や報告にかかる手間が減りました。10年分のプロジェクトデータが社内にナレッジとして蓄積されており、これにより業務効率の向上が期待できる」と述べています。
彼らは、環境が変わりつつある中で、多様な職種や雇用形態のチームが形成される場合に、共通の目標に向かってのチームワークマネジメントが重要になると感じています。今後もヌーラボは、そのニーズに応えられるようBacklogの改善に取り組んでいく予定です。
ヌーラボについて
ヌーラボは、異なる職種や部門を超えた協力を促進して生産性を向上させる「チームワークマネジメント」を提供しています。プロジェクト管理ツール「Backlog」は2025年に20周年を迎える予定で、記念サイトも公開されているのでぜひチェックしてみてください。