2024年11月2日土曜日、東京都足立区にて、特別な講演会が行われます。この講演会では、横田めぐみさんの弟であり、拉致被害者家族連絡会の代表を務める横田拓也氏が、「北朝鮮よ、姉横田めぐみを帰せ!」というテーマで語ります。
横田めぐみさんは、1977年に中学1年生の身で学校からの帰宅途中に拉致されて以来、家族の元から引き離されています。彼女を取り巻く状況は今も変わらず、被害者の帰国に向けた具体的な動きは見られないまま、時間だけが過ぎ去っています。最近では、被害者家族の高齢化が進んでおり、2020年6月には拉致問題に長年取り組んできた父、横田滋さんが亡くなりました。
これは足立区にとって特別な意義を持つイベントで、東京23区北東部では初めて行われることになります。講演会は、横田滋さんの写真展「めぐみちゃんと家族のメッセージ」に引き続き、被害者家族としての思いを直接伝える貴重な場としての役割を果たします。
講演会の詳細
講演会は、西新井文化ホールで行われ、費用は無料です。定員は750名で、事前申し込みが必要となります。申込は、ウェブサイトまたは郵便で受け付けています。
- - 日時: 2024年11月2日(土)14:00~16:00
- - 場所: 西新井文化ホール(東京都足立区栗原1-3-1)
- - 申込締切: 10月9日(水)必着
- - 申込方法: ウェブまたははがきで
プログラム
- - 14:00 開会
- - 14:05 コンサート(ヴァイオリン吉田直矢氏、ピアノ河崎恵氏)
- - 14:45 休憩
- - 14:55 講演(横田拓也氏「北朝鮮よ、姉横田めぐみを帰せ!」)
- - 16:00 閉会
この講演会は、拉致問題を忘れないための意義深い取り組みの一環です。足立区は、2021年に「足立区拉致問題等啓発推進条例」を全会一致で成立させ、地域社会での啓発事業を進めています。この条例を基に、区は拉致問題への理解と関心を高め、風化を防ぐ活動に力を入れています。
横田拓也氏の講演は、被害者とその家族の実情を知る貴重な機会です。ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思います。