2024年8月に愛知県名古屋市で開催されるIEEE 7th International Conference on Knowledge Innovation and Inventionにおいて、NECの因果分析ソリューション「causal analysis」に関する共同研究が、2件の最優秀論文賞を受賞することが決まりました。これは、NECの事業開発チームと明治大学商学部の加藤拓巳専任講師との共同研究によるものです。
受賞した研究の一つは、家庭用家電広告における結婚生活のシーンが購入意欲に与える影響を探るもので、他方は日本の大学生の視点から見た魅力的な職場要因を分析しています。これらの研究は、因果分析のワークショップ「ビジネスの羅針盤アカデミー」から派生したものであり、このアカデミーは実際のビジネスにおいて因果分析を駆使できる人材の育成を目指しています。
「ビジネスの羅針盤アカデミー」は、ビジネス企画職向けに設計されており、参加者はリサーチデザイン、因果分析、効果検証、レポート作成などのスキルを高めることができます。このプログラムを通じて、参加者はデータに基づいた意思決定を支援できる「ビジネス・サイエンティスト」としての資質を養うことを目指します。
NECが提供するcausal analysisは、データドリブンなアプローチで、企業が戦略を練る際の指針となることを目指したマーケティングソリューションです。このソリューションのコンセプトは、自身で考え、自信を持って提案できるビジネスの指針を提供することです。企業はこのツールを用いることで、より効果的なマーケティング活動を実現できるでしょう。
国際会議での受賞は、NECの因果分析ソリューションの信頼性と有用性を示しており、自社のビジネス活動をデータ分析で裏付ける重要性を再認識させるものです。これからもNECは、因果分析を通じて多様なビジネス支援を行い、業界の発展に寄与していくことでしょう。具体的な受賞研究に関する詳細は、明治大学の関連ページや、NECの公式サイトに掲載されています。