サイバー大学と企業の新たな取り組み
サイバー大学(学長:川原 洋)は、福岡を拠点に2023年、企業との連携による「授業料マッチングファンド」を始動しました。このプログラムは、企業の社員がサイバー大学に進学する際、授業料の一部を企業と大学が協力して負担し、社会人の学び直しを支援するものです。具体的には、企業が負担する授業料と同額を大学が支援することで、学生の経済的負担を軽減し、ITスキルやデジタルトランスフォーメーション(DX)に必要な知識を身につける機会を提供します。
取り組みの背景
日本の社会では、DX人材の不足が大きな課題となっています。その背景には、理工系分野に進学する学生の数が欧米に比べて少ないことが挙げられます。また、社会人の中には経済的・時間的理由から大学進学や継続教育を諦める方も多く存在します。サイバー大学は、フルオンラインの学習環境を提供し、就労しながらでも高等教育を受けるための基盤を作ることで、こうした課題を解決しようとしています。
授業料マッチングファンドの詳細
この基金制度は、企業の支援があった場合、大学も同額を支援するというマッチングファンドの仕組みを取り入れています。企業が負担する授業料の割合が50%に達すれば、学生は自己負担を0円に抑え、学籍管理料のみを支払うことで、先進的な学習環境を利用し専門的な教育を受けることが可能となります。
適用条件
- - 対象となる社員が、正科生または科目等履修生として同時に入学することが必要です。
- - 学生は出願時に必要な入学検定料、及び授業料以外の費用(学籍管理料やシステム利用料)を負担することになります。
この取り組みは企業の採用活動にも良い影響を及ぼすことを期待しています。
今後の展望
サイバー大学は、このマッチングファンド制度を通じて、就労する社会人の教育機会を大幅に拡大し、DXを推進するための高度なIT人材を育成することを目指します。企業内のキャリア形成を最適化することで、産業界全体の競争力を高めることも目指しています。さらに、当大学の授業料は履修単位数に応じて学期ごとに支払う単位制を導入しており、入学年次によっては最長で8年間在籍できるため、企業の戦略に応じた人的投資が実現できるのです。
現在、サイバー大学は企業との具体的な連携を深め、参画企業の拡大や取り組みの強化に向けた議論を進めています。
サイバー大学について
2007年に設立されたサイバー大学は、福岡市内で文部科学省から認可を得て、株式会社立の通信制大学として位置づけられています。教育理念は「情報革命で人々に学習の機会を提供する」というもので、ITビジネスに特化したカリキュラムを持ち、独自のeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus」を利用した柔軟な学習が可能です。最新の評価でも、世界のオンライン教育ランキングで日本唯一のブロンズ評価を獲得し、その教育内容の質が高い点が評価されました。
公式情報
お問い合わせ
- - 授業料マッチングファンドの申込み窓口: サイバー大学産学教育連携部
- eメール:
[email protected]
- - 報道機関からのお問い合わせ: サイバー大学広報メディア開発部
- 電話: 070-1273-7983
- eメール:
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