台湾発の医療AIスタートアップ、DeepRad.AIの展望
台湾の医療AI企業、DeepRad.AIが、2026年4月に東京ビッグサイトで開催される国際的なイノベーションイベント「SusHi Tech Tokyo 2026」に参加します。この展示会では、同社の技術がどのように日本の公衆衛生課題に対応するかを紹介します。
世界的な評価を受けるDeepRad.AI
DeepRad.AIは、米国政府主催の投資サミット「SelectUSA」で世界第3位を獲得し、さらに台湾最大のスタートアップ展示会「InnoVEX」でも最優秀賞を受賞しました。これにより、同社の技術が国際的に称賛されていることが証明されています。
代表取締役のRoger Chang(張曜吉)氏は、「我々の技術が他国で評価されることを誇りに思います。この機会に日本市場に進出し、より多くの人々に私たちのソリューションを届けたい」と語っています。
日本の医療現場が抱える課題
日本は高齢化が進む世界有数の国であり、肺がんや心血管疾患、認知症など、多くの健康問題が存在しています。特に認知症患者の増加は深刻で、早期発見と適切なケアが求められています。
しかし、日本の医療現場では、従来の画像診断法が医師の目視に依存しており、一度の検査で単一の疾患しか見落とすことは避けられないのが実情です。このため、患者の健康リスクを十分に探ることが難しいのです。
DeepRad.AIの革新的なソリューション
DeepRad.AIは、特に日本の高齢化社会において、複数の疾患リスクを同時に評価できるソリューションを開発しています。技術としては、胸部CT画像を用いて以下の3つの疾患を同時に評価可能です。
- - 肺がん:微小肺結節を自動検出し、早期発見をサポートします。
- - 心血管疾患:冠動脈石灰化スコアを算出し、リスク評価を行います。
- - 骨粗鬆症:胸部画像から骨密度の低下を推定します。
この「DeepLung-CAC」システムを用いることで、複数回の検査を一度に集約し、放射線被ばくの軽減や医師の負担軽減を実現します。
未来を見据えた脳健康管理
認知症疾患への対策として、DeepRad.AIの「DeepBrain」はMRIを利用して脳の健康状態を評価します。このシステムは脳年齢を算出し、脳の萎縮度を定量的に示します。さらに、AI技術を使って将来的な認知機能の低下のリスクも予測可能です。
このアプローチは、従来の主観的な診断からデータ駆動型の予防的アプローチに変わることを支援します。
医療ESGと社会貢献
DeepRad.AIのソリューションは、公衆衛生の向上に寄与するだけでなく、ESGやSDGsの達成にも大いに影響を与えるとされています。患者の負担軽減はもちろん、医療資源の効率化も実現することが期待されています。
展示会「SusHi Tech Tokyo 2026」への出展
DeepRad.AIは、「SusHi Tech Tokyo 2026」での出展を通じて、日本市場への参入を目指しています。新しい技術を直接見てもらうことで、日本の医療機関、健診センター、代理店、投資家との連携を強化していく方針です。この展示会は、さらなる社会実装の実現に向けた第一歩とも言えるでしょう。
【展示会の概要】
- - 展示会名:SusHi Tech Tokyo 2026 Global Startup Program
- - 開催時期:2026年4月
- - 開催場所:東京ビッグサイト(東京都江東区、台湾パビリオン内)
会社概要
- - 会社名:DeepRad.AI(神瑞人工智慧股份有限公司)
- - 設立年:2023年
- - 公式サイト:DeepRad.AI
【お問い合わせ先】
今後の展開が楽しみなDeepRad.AIの技術に、ぜひご注目ください。