SHEINが実施したサーキュラリティ調査の結果
ファッションブランドSHEINは、2025年に向けた「グローバル・サーキュラリティ調査」を世界15,461人を対象に実施しました。この調査では、消費者が衣類をどのように購入し、使用・管理しているかが明らかにされました。結果として、実用性が購買の重要な要素であることや、衣類の繰り返し使用が定着していることが判明しています。
購入時の実用性がカギ
調査によると、SHEINの利用者が衣類を購入する際に最も重視するのは「実用性」です。具体的には、71.6%が価格を常に考慮し、次いでサイズの適合性(66.7%)、個人のスタイルとの親和性(58.1%)、生活スタイルとの関連性(53.8%)が挙げられました。また、過去1年間の年間購入点数が30点未満という回答が71.1%に達し、消費者はコストやフィット感、実用性のバランスを考えていることがわかります。
繰り返し着用は当たり前
さらに、衣類の繰り返し着用が日常的になっていることも明らかになりました。主要な衣類カテゴリーにおいて、36.2%〜41.1%の回答者が50回以上着用したと回答し、着用回数が多いことは実用性によるものであると考えられます。衣類を長く保有する理由としては、快適さ(88.1%)、フィット感(82.2%)、劣化の程度(64.4%)、手入れのしやすさ(63.3%)があるとされています。
サステナブルな衣類の定義
調査では、消費者の「サステナブル」や「サーキュラー」に対する理解についても焦点が当てられました。半数近い47.0%が「耐久性・長持ちする品質」を挙げ、37.8%は「環境負荷の低い素材」を重視していることが確認されました。一方で、価格が高いことやスタイルの選択肢の少なさはあまり考慮されておらず、実用的な要素がサステナビリティにおいても重要視されていることが明らかになりました。
衣類の再利用の実態
調査結果では、不要になった衣類を家族や友人に譲る(82.6%)、寄付をする(69.0%)、修理やサイズ調整をする(61.7%)といった再利用の行動が広がっていることが見受けられました。しかし、リサイクルにはアクセスの難しさが影響しており、リサイクル参加率は37.2%とあまり高くありません。特に、「方法や場所がわからない」といった理由が多く挙げられました。
実用性による行動の変化
消費者は日常生活において、衣類に対する考え方や行動を実用性に基づいて決定していることが示されています。SHEINがサーキュラーな取り組みを導入した場合、多くの利用者が「SHEIN Exchangeによるリセール」(43.8%)や「回収ボックス」(43.1%)に高い関心を示しました。このように、消費者の声を反映した取り組みが求められています。
今後の展望
この調査結果は、消費者が実際にどのように衣類を利用しているかの理解を深め、SHEINの今後のアイデアや戦略に活かされるでしょう。サステナビリティやサーキュラーエコノミーを推進するためには、常に消費者の日常行動に寄り添った施策が重要です。
SHEINについて
SHEINは、ファッション&ライフスタイルのグローバルオンラインブランドであり、160以上の国と地域でサービスを提供しています。最先端のオンデマンド生産方式を活用し、ファッションの魅力をすべての人に届けることを使命としています。