障害者雇用を新たな視点で考える
近年、企業において障害者雇用の取り組みが広がりつつありますが、その多くは社会貢献や法定雇用率の達成を目的としています。しかし、NPO法人AlonAlonの取り組みは、障害者雇用を「利益を生み出す事業モデル」として捉え直し、企業が経済的利益を享受しながら障害者と共働することの重要性を訴えています。
ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2026 での発表
2026年11月11日、AlonAlonの理事長である那部智史が「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2026」にてトークセッションを行います。このイベントは、「エシカルを、未来のデザインへ。」をテーマに、未来に向けた様々な視点を提供する3日間の参加型イベントです。
今回のセッションでは、「障害者‘で’稼ぐのではなく、障害者‘と’稼ぐ社会へ」というテーマのもと、障害者雇用の新たなビジョンを共有します。具体的には、障害のある人々がどのように企業の生産活動に貢献し得るのか、またその結果として企業と社会が双方に利益をもたらす仕組みについて解説します。
AlonAlonの実績
AlonAlonは、千葉県富津市で胡蝶蘭や高級マンゴーの栽培・販売を通じて、障害のある人々の経済的自立を支援しています。特に、彼らは独自に開発した「30工程細分化・6段階ステップアップモデル」を通じて、福祉と企業の協働を進めています。このモデルにより、障害のある人々はその特性に応じた技術を段階的に学び、実際に企業の生産活動に参加することができます。
AlonAlonは、現在、25社のパートナー企業と連携しており、一般企業への就職率が65%で、定着率は100%を達成しています。これらの成果は、単なる作業量の増加に留まらず、仕事を工程ごとに細分化し、技術を高める仕組みが整っているからです。
企業にとってのメリット
現在、具体的な成功事例として挙げられるのが、第一園芸株式会社とのパートナーシップです。AlonAlonが栽培した胡蝶蘭は、第一園芸によって仕入れ・販売され、さらにその元利用者が同社での社員として活躍しています。これにより、企業は資源の内製化を図るだけでなく、法定雇用率への対応も実現しつつ、経済的なメリットを享受しているのです。
那部理事長は、「障害者を支援するだけの社会ではなく、障害者が価値を生み出し、企業と共に利益を生む社会を目指しています」と強調します。実際の企業連携事例から、障害者雇用が企業のコスト負担ではなく、ビジネスモデルの一部として定着するためのヒントを得ることができるでしょう。
サステナビリティとダイバーシティ推進に向けた提案
企業のD&I(ダイバーシティ & インクルージョン)やサステナビリティ経営が求められる中、障害者雇用は単独での取り組みとしてではなく、企業の全体戦略に組み込むべきです。AlonAlonの手法は、企業が障害者と連携し、共に成長するための指針となるでしょう。
障害者雇用に関心のある企業の担当者は、ぜひ那部理事長のセッションに参加し、具体的なアイデアとビジョンを受け取ってください。この機会を通じて、多様な人々が共に働き、利益を生み出す未来の姿を描きましょう。
会場と申込方法
カンファレンスは、虎ノ門ヒルズのGlass Rock Members Lounge(B1階)で行われ、事前に予約が必要です。興味をお持ちの方は、公式サイトから申し込みが可能です。各分野の担当者が集うこの機会に、新たな連携の可能性を感じてみてはいかがでしょうか。