万博の舞台に立つ堺市の新興企業
2025年に開催される大阪・関西万博に、堺市にあるインキュベーション施設「S-Cube」から2つの企業が出展し、注目を集めています。これらの企業は、技術革新と社会課題の解決に挑むことで、地域社会に新たな価値をもたらそうとしています。今回は、株式会社ロッケンと株式会社エイトノットの取り組みを詳しく紹介します。
株式会社ロッケンの取り組み
株式会社ロッケンは、大阪公立大学から生まれたベンチャー企業で、医療機器のソフトウェアおよびAI、3D技術に強みを持っています。この度の万博では、手術の失敗データをAIに学習させ、より正確な提案を実現するシステムの発表を行います。これは、医療現場での安全性を高める重要な技術を示しています。
ステージ発表について
- - 日程: 令和7年6月23日(月)
- - 時間: 16:00~16:30
- - 場所: 大阪・関西万博会場内フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPO パビリオン」
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この発表により、ロッケンは医療分野におけるAIの可能性を広げ、手術精度向上への貢献を目指しています。
株式会社エイトノットの挑戦
一方、株式会社エイトノットは「水上モビリティの自律化」を掲げ、新しい交通手段を模索しています。この企業は、さまざまな船舶をより環境に優しく、安全に利用できる次世代の自律航行技術を開発しており、今回の万博ではその技術を世界に向けて発信します。
展示の詳細
- - 日時: 令和7年7月1日(火)~7月7日(月)
- - 場所: 大阪ヘルスケアパビリオン
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展示テーマは「自律航行が作る未来の海上交通」であり、海上移動の未来を切り開く新たな技術として注目されています。エイトノットの取り組みは、海洋環境における持続可能な発展を促進する手段として大きな期待が寄せられています。
S-Cubeの役割
このように、堺市の「S-Cube」は、新たな事業を生み出すためのインキュベーション施設として、多くの挑戦を支援しています。中小企業基盤整備機構や堺商工会議所の協力を受け、オフィスやラボを提供し、ビジネスの成長を後押ししています。
基本情報
- - 運営会社名: 株式会社さかい新事業創造センター
- - 所在地: 大阪府堺市北区長曽根町130番地42
公式サイト
まとめ
これからの社会の課題を解決するために、堺市からも多くの起業家や新事業が舞台に立ち、挑戦する姿勢を見せていることがわかります。彼らの取り組みが、万博を通じてどのように広がっていくのか、今後の動向に目が離せません。