人事評価制度の再設計を目指す勉強会が広島で開催
2025年10月2日(木)、株式会社給与アップ研究所は、広島にて「たった60分の業務棚卸で始まる!人事評価“再設計”革命」と題したオフライン勉強会を開催しました。本イベントは、業務の棚卸を通じて、AIが業務改善の提案を行う新しい人事評価制度の可能性に触れる貴重な機会となりました。
勉強会を開催した背景
現代の企業において、人事評価制度が単なる形骸となっているケースが多く見受けられます。多くの中小企業では有効に機能しておらず、実態として運用の納得感が希薄になっているのが現状です。この背景の中、株式会社給与アップ研究所の代表である高橋恭介氏は、「人事評価制度は仕組みだけではなく、実際に運用されることが重要である」と強調しました。
高橋氏は、現場を可視化し、AIの力を取り入れることで制度を自走可能にすることが、次世代の人事評価設計には不可欠だと語りました。
1部:業務棚卸ワーク〜“会社のムダ”を見える化〜
勉強会の最初のセッションでは、参加者が自社の業務内容や責任度を洗い出すワークを行いました。この過程で、普段は目に見えにくい業務の非効率や時間の偏りが具体化され、参加者は「自社の業務を数字として見ることで新たな発見があった」と感じる声が多数上がりました。
AIは、自動で業務を分析し、「定型業務を圧縮することで月に29時間以上削減する可能性」や「移管可能な業務を特定することで負荷を分散する方法」を示しました。参加者は、自社におけるムダを具体的に把握できたことで、多くの気づきを得ていました。
また、給与を実現した企業の約7割が業務の見える化と生産性向上を同時に行っているという調査結果も共有され、参加者のモチベーションを高めました。
2部:KPI策定ワーク〜“成果を導く”目標設計を習得〜
2部では、「KPI策定ワーク」が行われ、参加者は生成AIの支援を受けながら、「工数・行動・KPI」を結びつける新たな目標設計法を体験しました。このプロセスは、給与アップ研究所が提唱する「日次PDCAサイクル」に基づいて実施されました。
このメソッドにより、参加者は「意識 → 行動 → 成果 → 業績 → 給与」といった好循環を理解し、自社の業務へどのように取り入れるかを学びました。
勉強会参加者の声
勉強会が終了した後、参加者からは「AIの分析結果が分かりやすく経営判断に役立つ」、「評価制度の形だけではなく、納得感のある仕組みを理解できた」といった声が寄せられました。特に実践形式のワークが評価され、「自社の評価制度改善の一歩を踏み出せた」という意見も多くあり、初開催にもかかわらず参加者の満足度が高い結果を得ることができました。
今後の展望
給与アップ研究所は、今後も全国の主要都市で勉強会を実施する予定です。特に、自社で育てる人事評価制度の内製化支援を強化し、企業自身が現場データをもとに制度を運営できる体制を確立します。また、外部委託のコストを最大80〜90%削減する効果が見込まれており、「現場主導型の評価制度づくり」として高い評価を受けています。
今後の勉強会ではより多様なテーマが扱われる見込みで、AIを活用した評価面談や運用ルール作りなどの意見も寄せられており、参加者の期待が高まっています。
お問い合わせ
勉強会に参加した企業には、無料で業務棚卸ワークを提供しています。また地域でのオフライン勉強会の共催企業を募集していますので、興味のある方はぜひご連絡ください。