医療文書半自動生成
2025-06-13 11:37:49

半自動生成医療文書を実現する新システムの実証実験開始

医療文書の半自動生成システムとは



医療法人社団焔「おうちにかえろう。病院」を中心に、最新のデジタル技術を活用した「症例報告・病歴要約支援システム」の実証実験が開始されました。この新システムは、医療データをもとに文書を半自動的に生成できる画期的なもので、医療現場での効率化を目指しています。

1. 取り組みの背景



PRiME-Rは、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」に基づき、医療現場を支援するための新たな技術を開発しています。本システムは、NTTプレシジョンメディシンが提供するクラウド型電子カルテ「モバカルホスピタル」上で動作し、従来手作業で行っていた医療文書の作成を大幅に効率化します。2024年10月には、全国の医療機関に社会実装される見込みです。

2. 実証実験の目的



「おうちにかえろう。病院」で行われる実証実験では、医師や看護師が実際の臨床情報を用いて本システムを評価し、その有用性を検証します。ここで得られたデータは、今後の機能改善やニーズに基づいたシステムの磨き上げに役立てられる予定です。

3. 各社の役割



  • - おうちにかえろう。病院 では、医療現場における文書の有用性評価を行い、システムの利用促進に努めます。
  • - NTTプレシジョンメディシン は、提案された機能の改善を行い、導入病院のニーズに応じたサポートを提供します。
  • - PRiME-R は、得られたフィードバックをもとにシステムの精度向上に寄与するAI技術の更なる開発に取り組みます。

4. システムの機能



このシステムは、電子カルテの情報を基にAI(LLM)が文書を自動生成します。医療従事者は画面上のボタンを押すだけで、退院サマリーやリハビリサマリーを生成でき、文書作成にかかる時間を短縮します。

5. 医療機関の参加募集



このシステムの実証実験に参加を希望される医療機関の募集を行っています。特に、200床未満の回復期・慢性期の病院や有床診療所が対象です。興味のある医療機関は問い合わせ先にご連絡ください。

6. 今後の展望



本実証実験を通じて、実際の医療現場からの声を反映し、精度の高い医療文書の自動生成システムを確立し、医療従事者の作業負担を軽減と質の向上を図ります。将来的には、医師たちの働き方改革にも貢献できる製品を目指したいと考えています。


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会社情報

会社名
新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社
住所
京都府京都市左京区吉田本町36番地1
電話番号

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