高機能資材製造
2024-08-19 16:05:20

サイクラーズグループ、千葉工場に高機能資材製造ラインを新設

サイクラーズグループの新たな挑戦



サイクラーズ株式会社の基幹企業である東港金属株式会社は、千葉県富津市に新たな高機能資材製造ラインを設置しました。この新ラインは、2024年8月9日に正式に稼働し、産業廃棄物処分業の許可変更を受けたことで、混合廃棄物の選別・圧縮・成型を行い、RPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)と呼ばれる環境にやさしい燃料の生産を開始します。

環境配慮型燃料「RPF」の重要性



RPFは、石炭から作られる固形燃料に比べて、約30%のCO₂削減効果が期待できる新たな燃料です。サイクラーズグループは、環境保護を重視し、循環型経済を推進する企業として、このRPFの生産に取り組んでいます。これにより、廃プラスチックなどをリサイクルするだけでなく、燃料としても利用可能にすることで、廃棄物の削減に寄与します。

安全で効率的な処理プロセス



東港金属は2009年から中間処理業の許可を取得し、1000馬力の大型シュレッダーを使用して金属リサイクルを進めてきました。2020年には微細金属選別ラインを導入し、シュレッダーダストからの金属選別を実現。今回のRPFラインの稼働により、シュレッダーダストを燃料化することが可能になります。この新たな取り組みは、製造業界における高機能資材の供給に向けた重要なステップです。

多品種選別の技術向上



サイクラーズ株式会社は、今後も多品種選別の精度を向上させることを目指し、さらなる増産を計画しています。新設された千葉工場では、廃プラスチック類や紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくずなど、幅広い産業廃棄物を処理することが可能です。本ラインの稼働によって、環境保護や持続可能な資源利用の面で大きな前進が期待されています。

企業の背景と今後の展望



サイクラーズ株式会社は、2020年に設立され、東京都大田区に本社を構えています。代表取締役の福田 隆は、企業全体の経営戦略や業務管理を統括し、持続可能な未来を目指しています。一方、加盟企業の東港金属は1902年に創業し、金属スクラップのリサイクル及び産業廃棄物処理を行っています。

このたびの新ラインの稼働によって、サイクラーズグループは廃棄物処理業界におけるさらなる進化を遂げ、環境への配慮を深めることで、社会に貢献する企業としての役割を果たしていくことでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
サイクラーズ株式会社
住所
東京都大田区京浜島2丁目20番4号
電話番号
03-6412-9009

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