都内23区の犬飼い主の7割以上が問題行動で悩む実態調査結果

都内23区における犬の問題行動 - 最新調査結果

アニマルプラザが実施した調査によれば、東京都内の23区に居住する犬の飼い主の約72.1%が犬の問題行動で悩んでいることが明らかになりました。ここではその詳細を説明します。

調査の背景

近年、ペットを単なる動物ではなく家族の一員として迎え入れることが一般的になっています。しかし、その過程で吠える、噛む、トイレの失敗などの問題行動に苦しむ飼い主も多く見受けられます。その背景には、犬自身の性格や環境の影響だけでなく、飼い主の知識不足が多く含まれていることが多いのです。

調査概要

この調査は都内23区在住の犬の飼い主を対象に、犬のしつけや問題行動について本当に知っていることが、多くの人々にどのように影響しているのかを理解するために行われました。調査は2025年4月11日から4月14日までの期間に、オンラインで行われ、対象者は25歳以上65歳未満の330名でした。

調査結果

1. 飼い主の問題行動への悩み

調査では、飼い主の72.1%が何らかの犬の問題行動で悩んでおり、一方で27.9%は悩んでいないと回答しました。これにより、大多数が犬に関する何らかの悩みを抱えていることが分かりました。

2. 問題行動の種類

悩んでいる犬の問題行動を聞いたところ、トップ3は「吠える（52.5%）」、「トイレ（51.3%）」、「咬む（32.8%）」との結果が出ました。このことから、飼い主が特に心配している問題行動が一目瞭然となりました。

3. しつけに対する知識

どの程度の飼い主が犬のしつけについて学んでいるかという質問では、59.1%が「学んだことがある」と回答し、約4割の41%が「学んだことがない」と答えました。これは、犬を飼っているがしつけの知識が不足している飼い主が多くいることを示しています。

4. しつけの学習方法

しつけを学んでいるという方々には、何を参考にしているかを尋ねました。すると31.3%が「WEBの情報（ブログやYouTubeなど）」を回答し、次いで「しつけ教室（18.0%）」、「ペットショップからのアドバイス（17.4%）」が続きました。このことから、多くの飼い主がインターネットを通じてしつけに関する情報を取得していることがわかりました。

5. 問題行動の予防意識

最後の質問では、「子犬期から適切なしつけを行うことが、将来的な問題行動の予防になることを知っているか」という問いに対して、81.5%が「知っている」と答えています。これは、多くの飼い主が早期のしつけが重要であると認識している証拠といえます。

まとめ

この調査結果を見て、都内23区に住む犬の飼い主の大多数が問題行動で苦しんでいる現実が浮き彫りになりました。吠えることやトイレの失敗、咬むといった行動が特に多く見られる一方、約4割の飼い主はしつけに関する知識不足が指摘されています。それでも、子犬期からの適切なしつけが将来の問題行動を防げるとわかっていることは育成において希望の兆しとも言えるでしょう。

今後、アニマルプラザ「DOG TRAINERS COLLEGE」では、飼い主と犬が共に良好な関係を築けるよう、しつけに関する指導を行っていくとしています。コースには初心者向けのプログラムもあり、オンラインで受講可能な講座も提供していますので、気になる方はぜひ訪れてみてください。