デジタル革新へ向けた取り組み
東急不動産ホールディングスとソフトバンクは、AI技術を活用する新たな試みとして「AIエージェントコンテスト」を実施しました。これは、東急不動産の従業員が日常業務での課題をAIで解決する企画を提案し競い合うものです。問題解決に向けたこのアプローチは、DXビジョン「Digital Fusion」に基づいています。
コンテストの背景
近年、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進んでいます。東急不動産ホールディングスは、特にAIの導入を通じて、業務の効率化や顧客体験の向上を目指しています。このコンテストは、従業員が自らAI技術を使って課題を発見し、解決する能力を育成することを目的としています。従業員は、ソフトバンクが提供するオンライン学習プラットフォームでスキルを向上させながら、アイデアを温めました。
コンテストの概要
- - 共催: ソフトバンク株式会社
- - 応募対象: 東急不動産の全従業員
- - 実施期間: 2025年12月~2026年3月
- - 応募数: 100件を超え、最終審査に進出したのは10名のファイナリスト
最終審査では、東急不動産のDX推進部門とソフトバンクの審査員により、プレゼンテーションが行われました。審査基準には業務インパクト、顧客満足度、独創性、社内汎用性が設けられ、表彰式には東急不動産の社長も出席しました。
受賞作品
このコンテストの結果、以下の4作品が特に評価され、賞を受賞しました。
1.
第1位: 契約書レビュー支援AIエージェント - 契約書案を解析し、法的な指摘を整理し提示するシステム。
2.
第2位: 稟議書・添付書類の整合チェックAIエージェント - 添付資料と稟議書の内容を自動で照合し、業務効率を向上させる。
3.
第3位: 用地取得検討期の建築ボリューム可視化AIエージェント - 土地情報を基に建築ボリュームを可視化し、検討を支援。
4.
ソフトバンク賞: 宅地建物取引業法のトラブル事例検索AIエージェント - 法務調査をサポートするAI。
これらの作品は、業務の迅速化や効率化、さらには法務部門の負担軽減に寄与することが期待されています。
今後の計画
今回のコンテストで生まれたアイデアや技術は、2026年6月を目標に実務に導入され、広く展開される予定です。また、継続的な教育プログラムの提供や、次回のコンテスト開催も視野に入れています。AI技術の進化とともに、従業員のスキルを高め、業務に役立てる組織作りを進めていく方針です。
DXビジョンと今後の展開
東急不動産ホールディングスは、「Digital Fusion」を掲げ、お客さまの体験価値を高めるとともに、従業員のモチベーション向上を図る好循環を目指しています。1,000億円以上の投資を通じて、新たな価値創造を追求し、DXの価値を企業全体で浸透させる取り組みが加速しています。AIを基盤とした業務改革と知的財産戦略によって、ビジネスモデルの革新と新たな収益源の獲得が実現されることが期待されています。