親の子育て意識
2018-08-29 15:24:04

ほめ写プロジェクトが明らかにする親の子育て意識と自己肯定感の現状

自己肯定感を重視する親たちの実態



日本の親たちは、95%が「子どもの自己肯定感は大事」と考えているといいますが、実際にそのための具体的な行動を取っていないことが調査によって浮き彫りになりました。この調査は「ほめ写プロジェクト」として知られ、教育評論家の親野智可等(おやの ちから)氏が中心となり、600名の4歳から12歳の子どもを持つ保護者を対象に行われました。

親たちの意識と行動のギャップ



調査結果によれば、94.5%の親が自己肯定感の重要性を認識している一方で、58.5%が「意識して子どもの自己肯定感を高めるための行動をしていない」と回答しました。この意識と行動のギャップは、自己肯定感の重要性は共有されているものの、具体的な対策が取られていない現実を示しています。

自自己肯定感の知識不足



さらに、自己肯定感が子どもの成長に与える影響を理解している親はわずか3割です。つまり、多くの親が自己肯定感の具体的な効果について深く考えられていないことが分かります。このような状況は、親が子どもの成長を支援する上で大きな障壁となります。

子育てで重視される項目



調査によると、親が子育てにおいて特に重視している項目は以下の通りです。
1. 他人を思いやる気持ち:29.9%
2. 自己肯定感:14.0%
3. 目標に向けて努力を継続する力:13.2%

この結果からも、自己肯定感を重視する親の気持ちが伺えますが、それを実現するための行動が伴っていないのが実情です。

ほめることの難しさ



驚くべきことに、自己肯定感を伸ばすために有効だとされる「ほめること」が難しいと感じる親が約6割存在します。この事実は、現代のパパママたちが自分の子どもを評価し、「いいね」と言うことに対して心理的なハードルを感じていることを示唆しています。

この調査からは、自己肯定感を育てるためのすべての親向けに「ほめ写プロジェクト」が提唱されています。これは、子どもに対して写真を使い、ポジティブなフィードバックを与える新しい子育て習慣です。親野氏の提案により、写真を活用したほめ方が注目され、自己肯定感を成長させる新たな工具として期待されています。

ほめ写プロジェクトの概要



「ほめ写プロジェクト」は、写真を貼ることによって自己肯定感を高めることを目指します。親は子どもが成し遂げたことを記録し、それを家族の目に触れるところに貼ることで、日常的に「ほめる」機会を増やします。このプロジェクトは、教育の専門家たちと協力し、効果的な方法とその実践を広めることを目的としています。

まとめ



自己肯定感の重要性を理解しながらも、具体的なアクションに移れない親たちの姿は、教育現場や家庭環境でのサポートが求められることを示しています。ほめ写プロジェクトのような新しい取り組みが広がることで、子どもたちがより多くのポジティブな体験を得られることが期待されます。

会社情報

会社名
ほめ写プロジェクトPR事務局
住所
東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ14F
電話番号

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