フードロス削減に向けた新たな試み:ジビエ料理
2022年5月28日から29日にかけて、東京・汐留の汐留西公園にて「初夏のキッチンカーマルシェ」が開催されます。このイベントでは、都内の人気飲食店や多様なジャンルの料理が集結し、特に関心を集めるのが、ジビエ肉を使用した特別メニューです。例年にはない新たな味わいを提供し、フードロス削減にも貢献する取り組みとしての側面も持っています。
キッチンカーイベントは、飲食業界で注目を浴びており、今年3月の初出店に続く第2回目となります。今回出店するのは、合同会社ChStyleが運営する「Kitchen Truck Tokyo」。ここでは、料理のバックグラウンドを持たない期待の若手料理人、2人がメインシェフとして腕を振るいます。
ジビエ肉の魅力とSDGs
今回、Kitchen Truck Tokyoが提供するメニューの一つに、詰め込まれたジビエ肉がある『肉そば』とオリジナルサンド。ジビエ肉とは、一般的に利用されにくかった肉のことで、見栄えや食感が原因で廃棄されるケースが多い食材です。しかし、これを積極的に使用することで、食品ロスの問題に対処できる視点からSDGsの観点でも注目されているのです。
特に、千葉県産の猪肉は、地域で農作物に害を及ぼす存在として有害鳥獣に指定されており、消費が進むことで森林保護にも寄与する絶好の食材です。このような実情を踏まえ、Kitchen Truck Tokyoでは、持続可能な食文化を促進するために、ジビエ肉を選択して取り入れています。
メインシェフの紹介
Kitchen Truck Tokyoのメインシェフには二人の若手料理人がいます。まず一人目は、菰田信也。銀座の有名な料亭「金田中」で修行を重ね、23歳までにさまざまな業態の飲食店での調理経験が豊富です。日本料理に造詣が深い彼の手によって、ジビエ肉が主役の料理がどのように生まれるのか、期待が高まります。
二人目の今宮共正は、六本木の老舗中華レストランで4年間の修行を経て、ミシュランを獲得した系列店でも調理の経験があります。彼の技術を生かした料理が、ジビエという新しい食材と出会うことで醸し出すハーモニーにも注目です。
イベントの詳細
- - 日時: 2022年5月28日(土)11:00~19:00、29日(日)10:00~17:00
- - 会場: 汐留西公園(イタリア街)
- - 入場: 無料
- - 主催: 汐留町会/NPO法人コムーネ汐留
- - 注意事項: 新型コロナウイルス感染対策のため、その場での飲食は禁止されており、テイクアウト形式での楽しみ方が推奨されています。
このイベントは、フードロス削減の重要性を再認識しながら、美味しい料理と出会える絶好の機会です。ジビエ肉料理に興味がある方、持続可能な食文化に関心がある方は、ぜひ訪れてみてください。詳しい情報は、Kitchen Truck Tokyoの公式Instagramでも確認できます。