第十回岡山杯日本語スピーチコンテストがオンラインで開催
2024年10月18日、国立大学法人岡山大学は「第十回岡山杯日本語スピーチコンテスト」をオンラインで実施しました。この大会は、中国東北地方の大学で日本語を学ぶ学生を支援し、日中大学間の連携を強化することを目的としています。
今回のコンテストには、国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)も参加し、スピーチと朗読の部門で合計10名の学生が競いました。審査員には在瀋陽日本国総領事館の浜田隆総領事、岡山大学の鈴木孝義副学長、そして各大学の教員が名を連ねます。
参加学生は、動画による一次審査を通過した4名のスピーチ部門、6名の朗読部門から選ばれました。これにより、参加者は中国の現地観客とつながりながら、彼らのスキルを披露する機会を得ました。特に、中国吉林省の東北師範大学からはボランティア学生がサポートに入るなど、現地運営の協力も得て、準備は整いました。
コンテストの結果、スピーチ部門では大連外国語大学の易思雨(エキシウ)さんが最優秀賞を受賞。朗読部門は同じく大連外国語大学の孫東旭(ソントウキョク)さんが栄冠を手にしました。また、特別賞として総領事賞が設けられ、大連理工大学の甄理(ケンリ)さんがその賞に輝きました。
このような国際的な活動は、岡山大学が40年の長きに渡り中国東北地域の大学との交流を重視している証でもあります。学校は今後もこの地域との学術交流を促進し、日中の友好関係を深めるための架け橋としての役割を果たしていく方針です。
また、国立六大学連携コンソーシアムの設立や国際連携機構の活動を通じて、グローバルな人材育成を推進しています。全国の大学と共に教育・学術研究・社会貢献に重きを置き、連携を強化し続ける意向を示しています。
今後は、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学として、より一層の成長と発展を期待され、多くの注目が集まることでしょう。