駿河屋が越境EC「eBay」へ出店開始
日本のインターネット通販ショップ「駿河屋」が、世界的に著名な越境ECモール「eBay」への出店を発表しました。この取り組みは、国内におけるアニメ・ホビー、ゲーム、アイドルグッズなど幅広い商品を取り扱う駿河屋の国際的な展開を促進するものであり、BeeCruise株式会社の支援を受けています。
「eBay」は、190ヵ国で1.32億人以上のユーザーを持つ世界屈指の越境ECプラットフォームです。特に、北米では73%の利用率を誇り、欧州でも16%を占めています。アジアからの需要は8%と少ないものの、アメリカやヨーロッパからの利用者の多さが特筆されるでしょう。
駿河屋のこれまでの歩み
駿河屋は1998年に「駿河屋.JP」を立ち上げ、以来、月間訪問者数が2,756万人に達するなど、多くのユーザーに愛されています。2024年8月時点でのページビューは2.2億PVを超え、その人気は日本国内のみならず、世界中にも広がっています。
海外市場への進出も積極的に行っており、2019年には「駿河屋.COM」を開設し、昨年の中頃から台湾にも「駿河屋台湾ECショップ」と「駿河屋台湾POP UPショップ」を開設しました。これにより、日本のカルチャーを海外へ届ける足がかりを整えていました。
新たなプラットフォーム「eBay」への期待
「eBay」への出店は、駿河屋にとって重要なステップとなります。BeeCruiseの支援を受けることで、駿河屋の膨大な商品データをeBayとAPIで自動連携し、簡単に出品が可能になります。さらに、海外のお客様からのお問い合わせに対応し、商品を海外に配送する業務も、BEENOSグループの豊富なノウハウを活かして行われます。これにより、駿河屋は手間を大幅に削減しつつ、国際的な販売網の拡充を図ることができます。
この取り組みは、駿河屋が掲げる「静岡から、日本そして世界を良くしていく」というビジョンの第一歩です。駿河屋は、今後も世界中の人々への「欲しい」に応える商品・サービスを提案していきます。
さらなるサービスの向上へ
BeeCruiseが提供する「eBay」出店支援サービスは、国内のECサイトを持つ企業を対象にさまざまな支援を行っています。これにより、事業者は特別なオペレーションを追加せずに越境ECに参入でき、世界中のお客様に自社の商品をアピールすることが可能になります。具体的には、eBayアカウントの開設、商品情報のAPI連携、商品情報の翻訳・適正化、多言語対応のカスタマーサポート、海外配送の代行などが含まれ、効率的な販売活動が期待されています。
駿河屋の「eBay」ストアは、今後ますます多くのユーザーに利用され、より多くの日本のカルチャーを世界に伝えるプラットフォームとなるでしょう。より多様な商品を通じて、日本の魅力を発信し続ける駿河屋から目が離せません。