遠隔医療が変えるパラオ
2025-07-14 15:25:55

パラオでの遠隔医療実証実験が医療の質向上に貢献

パラオにおける遠隔医療実証事業



エムネス株式会社がパラオ共和国において、ICTを活用した遠隔医療システムの実証実験を実施しました。これにより、医療体制が整備されていない同国での医療サービスの質を向上させる取り組みが進められています。

背景



パラオは日本にとって重要な友好国であり、特に医療分野での支援が求められています。医師不足が深刻な同国では、新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、ICTを活用した医療サービスの需要が高まっています。こうした問題に対処するため、エムネスはクラウド型医療情報管理システム「LOOKREC」を使用し、パラオの医療体制の改善を目指しました。

実証事業の概要



この実証事業は、総務省が採択したもので、エムネスはシード・プランニングと連携し、パラオの主要な医療機関であるベラウ国立病院での実施を行いました。LOOKRECを用いた遠隔読影コンサルテーションサービスを提供し、国内外の専門医との連携を強化しました。

LOOKRECの特長



LOOKRECは、医療機関が撮影した医療画像をクラウド上に保存し、医療従事者がリアルタイムで管理・共有できるシステムです。これにより、物理的なサーバーの設置やメンテナンスを必要とせず、導入が容易になります。さらに、インターネット接続があれば、どこでも利用可能なため、パラオのような遠隔地でも医療情報のやり取りを円滑に行えます。

実証実験の成果



実証の結果、遠隔診療の導入がパラオの医療レベル向上に寄与できることが明らかになりました。特に、日本の専門医による診断が可能となることで、誤診のリスクが減り、迅速な治療対応が実現しました。また、医療従事者は専門医からのフィードバックを受けることで、技能向上の機会を得られることが示されました。

課題と今後の展開



ただし、通信環境の遅さが画像の読み込みに時間がかかるという課題も明らかになり、高速通信網の整備が求められています。将来的には、パラオの医療機関と協力し、持続可能な医療支援体制の構築を目指していくことが重要です。エムネスは、今回の実証を通じて得た知見を活かすことで、さらに発展的な医療制度の実現を目指します。

結論



エムネスの取り組みによって、パラオの医療事情に大きな変革をもたらす可能性があります。現地の医師や医療従事者が継続的にスキルを向上させ、より良い医療を提供できるようなシステムが定着することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社エムネス
住所
広島市南区東雲本町1-2-27
電話番号
082-567-5150

関連リンク

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